世界のトップダンサーは滑るフロアでもすいすい踊れる?



むか~しむかし。

僕が学生ダンスを始めて2年目のころ。

七帝戦が仙台で開催されました。

 

すごく滑るフロアでね。

当時は「滑り止め」という概念が無かったから、

滑ってもとにかく我慢して踊ってた。

 

上級生には「しっかりと立っていれば滑らないよ」

と言われたから、その言葉を妄信していた。

「きっと上手になれば滑らないんだろう」

 

滑るフロアであえなく予選敗退。

それはおいといて、その時の大会は最後に

プロデモがあったんだよね。

 

名前は忘れちゃったけど、当時全日本の

スタンダードファイナリストの選手だったはず。

 

この滑るフロアでどんなふうに踊るのか

僕は興味津々で観察していた。

 

そしたら、出てくるなり、もんのすごいパワーで

踊り始めたんだよ。

自分だったら、絶対に滑って転びそうな勢い。

 

ところが不思議なことに、彼らはまったく滑る

気配を見せない。

 

それどころか、一歩一歩確実に床を踏みしめて

しっかりと踊っていたんだよね。

 

驚いた。

そして、先輩が言っていた

「しっかりと立っていれば滑らないよ」

って言葉をさらに信じ込んだ。

 

それから数年。

僕はプロになり、世界のトップ選手の

レッスンを受ける機会が増えた。

 

トップ選手がレッスンに来る時期は大体決まってる。

8月には必ず来るね。

なぜならワールドスーパースターズに出演するから。

その時、札幌まで来てレッスンをしてくれる。

 

で、その時はスタンダードのレッスンで、

当時世界チャンピオンだった

ティモシー・ホーソンが来た。

 

レッスン会場はとても滑る場所。

 

僕達はその日のティモシーの最後のレッスンで、

レッスンが終わると彼らは練習を始めようとしてた。

 

世界のトップ選手の練習を見る機会なんて

滅多に無いから、僕はわざと後片付けのスピードを

落として、横目でちらちら見てた。

 

すると。

ティモシーが鞄から小瓶を取り出した。

蓋を開け、中の液体をフロアに垂らした。

 

液体はドロ~~っとしていた。

半端なくドロ~っ、ネバ~っとしている。

粘性の高い液体であることはすぐにわかった。

 

「まさか・・・世界チャンピオンがまさかの滑り止め?」

 

これでやっと理解した。

仙台で見たデモも、滑り止めを使っていたんだ。

違うかもしれないけど、きっとそうだ!!

 

上手な人でも滑り止めを使うんだよ。

「しっかりと立っていれば滑らない」は

都市伝説でした(笑)
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