脱力して(力を抜いて)踊るって実はかなり難しい



「もっと力を抜いて!」

わかってるんだけど、どうやって抜けばいいの?

抜けないー!

 

うんうんわかります。

「力を抜け」「力むな」

この言葉に関しては、日本で5本の指に入るくらい

言われてきた自信がありますから(笑)

 

どのコーチャーに習っても同じこと言われてた。

「もっと力抜け」って。

何年も何年も言われてきた。

 

できてないから、誰に習っても同じことを言われる。

その理由はわかってる。

そこまで本気で治そうとしていなかったから。

だって脱力したら踊った気がしないんだもん。

つまんな~いって感じだった。

 

だけど、ある時から考え方が変わった。

それはカルメンのレッスンだった。

「あなたの踊りはどこがセンテンスなの?」

 

こう聞かれて、自分たちでセンテンスを考えるようになった。

つまり、今書いているブログの文章のように、自分の

ルーティンのどこまでが一段落で、どこからが二段落目、

三段落目なのかを考えて決める。

 

自分の踊りの中に「。」を作るってことだね。

これによって、力が抜けた。

踊りが一段落する場所だからね。

そしてまた、次のセンテンスで踊り始める。

 

この力が抜けるって言うのは、本当に抜けている状態。

かなり「無」の状態に近い。

大抵の人は力を抜いているつもりになっていても、

実はまだまだ抜け切れていない。

 

どうしても怖くて抜けない部分がある。

そこを乗り越えて脱力できたら、

真の力んでない状態が出来上がります。

 

体のテンションもヤバイくらい抜けている。

「こんなんで大丈夫か?」って思った。

でも、当時の力みまくって筋肉で踊っていた

自分には調度良かったみたい。

 

後から自分の踊りをDVDで見ると、至って普通。

むしろ、いつもよりもメリハリがあってキレもある。

もっと弱々しく見えるのかと思ったらそうでもなかった。

脱力した感覚を身につけることができるといいね。

 
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2 Responses to “脱力して(力を抜いて)踊るって実はかなり難しい”

  1. furuuri より:

    にゃるにゃる…センテンスという意識はバレエにも、仕事にも通じるかも知れません。ダンスって深いわー

    • 前掛け より:

      furuuriさん、こんにちは!

      ダンスはやればやるほど奥の深さを感じますね~。
      いつまでも底が見えない?
      その分やりがいもありますね。

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