社交ダンスのデモの失敗談。ステップが途中でわからなくなった



自分のデモで失敗したことは何回もあるよ。

今回紹介するのは「エンドレス飛行機編」

 

ジャイブのデモだった。

ジャイブは5種目中でもっとも練習が少ない

種目だし、勉強もあまりしていない

種目だったから、結構適当に踊っていた。

どこからどこまでが一つのステップなのか、

つなぎ目すらも全然わかって無い状態。

 

だから、一度止まったら途中から踊りだせない。

最初からじゃないと最後まで踊れないという、

非常にデンジャラスな状態でのデモだった。

 

敗因はもう一つある。それは、

新しいドレスを初めて着るデモだったということ。

練習では一度も着ずに、本番のみの着用だった。

 

その時のドレスは、セパレートで上と下の部分が

細長い紐でつながっていて、その紐が体の動き

に合わせて一本一本独立して動くタイプだったのね。

 

上手く説明できないけど、一言でいえば

「絡まりやすいドレス」だった。

 

で。

デモスタート。

 

最初のエントリー部分で、いきなり僕の手が

ドレスの紐にひっかかる予想外の展開。

女子を回す振りなのに、手が絡まって動かせない。

これでパニックになり、次のステップが吹き飛んだ。

 

あれ?

あれれ?

次なんだ?

次のステップなんだ~?

 

おかしなもので「あれれ?」と思いつつも、

無意識に体は踊っている。気づいたら、

ルーティンを何小節も飛ばしたところにつなげていた。

 

曲の長さぴったりに合わせて作った振付だから、

ここでステップを飛ばすということは、

最後に曲が余ってしまうことはすぐに理解した。

 

こうなったらもう、ダンスどころじゃない。

体は動きながらも頭の中は

「どうやって帳尻を合わそうか?」ってことでいっぱい。

心ここにあらずって顔だったと思うよ。

 

で、この時のエンディングはリフトして女子が飛行機の

ように手足を広げて、男性が手と足を持ってグルグル

回して、おろして、起こして、くっつく、

というものだったのね。通称「飛行機リフト」

 

帳尻を合わすために思いついたのは、

”リフトの時間を長くしよう”ということ。

これしかない。

 

パートナーには申し訳ないが、空中で

グルグル回り続けてもらうしかない。

後で間違いなく怒られるけどしょうがない。すまぬ。

 

今思えば、多少曲より早く終わっても、挨拶とかで

なんとかごまかせたと思うんだけど、当時は

思考がめっちゃ狭かったので、そんな選択肢はない。

「曲に合わせなければ・・・・」その一心だった。

 

で、なんとか踊り続けていよいよエンディングに突入。

グルグルグル・・・・回し始めた。

いつもより何回も何回も何回も回し続けた。

 

時間が異様に長く感じる。

まだか?まだ終わらないのか?

回しながら心の中でパートナーに謝罪し続けた。

 

そして、いよいよ僕も目が回りはじめ、限界が来た。

しょうがないから、おろしてフラフラになりながら

なんとか最後まで踊り切った。

 

これがうまく曲にあったのかどうか、記憶にない。

とにかく大変だったということだけは覚えてる。

 

教訓

  • デモのリハーサルは入念に
  • 必ず事前に衣装を着て練習すること

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2 Responses to “社交ダンスのデモの失敗談。ステップが途中でわからなくなった”

  1. 前掛けファン より:

    いつも楽しく読ませていただいてます!
    パートナーさんには誉められましたか?怒られましたか!?

    • 前掛け より:

      前掛けファンさん、こんにちは!

      当然怒られましたよ。
      今ではお互い笑い話になっています(笑)

前掛けファン へ返信する

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