社交ダンスは矛盾のかたまり。どれだけ柔軟に対応できるか?



「そこは高い位置にボディを引き上げて」

と言われていた部分が、次回行くと

「そこはしっかりと床を踏んで」

と反対の事を言われたら迷うよね。

 

上に引き上げていた物を今度は下に押し下げる??

矛盾してませんか?

どっちなの?

 

習う日やコーチャーにによって、ポイントが真逆に

変わってしまうことは社交ダンスでは珍しくない。

むしろ良くあることです。

 

その理由の一つに

「社交ダンスには間違いがない」という

点があるからなんですよ。

あらゆる答えが正解になります。

 

今のWDSFの選手のダンスとWDCの選手のダンスを

比較してみると同じステップでも踊り方が違うでしょ?

どっちが正しくてどっちが間違っているじゃないです。

どっちも正しいんです。

 

僕は頭が固かったから、一つの事を言われると、

全てをそれに当てはめようと練習してました。

だから「よし、できた!」と思ったところに真逆の

ことを言われると、どっちかが間違っているようで

受け入れられなかったんですね。

 

でも。

ダンスは生ものなので、踊るたびにちょっとずつ

違うし、常に一定ではいられない。

自分では同じことをやっているつもりでも、

もしかしたら日々徐々に変化していて、

全然違うものになっていたのかもしれない。

 

なので、頭の中も柔軟にして、あらゆることを

受け入れられるような状態に

しておいた方がいいんだよね。

 

思考が柔軟だと、真逆の事を言われても、

「あ、今日はそっちの方が良く見えるんだな」

程度の感覚で切り替えて踊ることができます。

 

「なにがなんでもこれをするんじゃああああ!」

って一つのことにしがみつきすぎても

良くないってことだね。

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10 Responses to “社交ダンスは矛盾のかたまり。どれだけ柔軟に対応できるか?”

  1. 前掛けファン より:

    お疲れ様です!
    今日のブログのおかげで自分達の練習がうまく進みました(笑)。
    相方に「今日はなんだか素直に話を受け入れた感じがする。これ読んだからでしょ(笑)!?」と後から言われました。

    • 前掛け より:

      前掛けファンさん、こんにちは!

      練習うまくいって何よりです^^
      効率よく練習して成績アップを
      目指してくださいね♪

  2. これが嫌いで社交ダンスが好きになれない より:

    しょっちゅうこんな感じの事を言われますが全く理解も共感も出来ません。
    もう10年ほど踊っていますが やはり一向にこの手の考え方には馴染めません。

    「どれもが正解」が本当なら、なぜ「今のはココが違う!」とかになるのでしょう?
    カウントで教えているのに 「上手くなったら崩しましょうね♪音通りではダメですよ♪」とか「ハァ!?」です。
    じゃあ、「どこをどのタイミングで、どの位崩したりズラしたりするんですか?」と質問しても具体的に答えられる先生に会った事が有りません。

    言ったモン勝ちで 我の強い人が理屈無視を押しつけているだけにしか感じられず、それが社交ダンスが一般受けしない理由だとすら考えています。

    どういう風に考えたらこの手の矛盾をスッキリできるんでしょうか??
    切実に知りたいです。

    • 前掛け より:

      これが嫌いで社交ダンスが好きになれないさん、こんにちは。

      >「どれもが正解」が本当なら、なぜ「今のはココが違う!」とかになるのでしょう?

      どれもが正解というのは、あくまで教科書に書いてある
      「基本的なルール」に従ったうえでのことです。
      何もかもが正解というわけではありません。

      タイミングや回転量など、守らなければならないものはあります。
      その上で「違う」と言われるのは、おそらく、
      その先生の感性(フィーリング)と違うということなのでしょう。

      >カウントで教えているのに 「上手くなったら崩しましょうね♪音通りではダメですよ♪」とか「ハァ!?」です。

      音楽の表現でテンポ・ルバートというのがあります。
      1小節の中で音楽の拍の長さの取り方を変化させるという方法です。

      ダンスが上達すると、音楽を均等ではなく強調したい部分を
      長めに取るために、他の部分を早めに取ることがあります。

      やはり、それを教えてくれた先生に聞くのが一番だと思います。

      >どういう風に考えたらこの手の矛盾をスッキリできるんでしょうか??
      >切実に知りたいです。

      矛盾は基本的にスッキリしないものです。
      何も考えずに、トライしてみるのはいかがでしょうか?

      それで自分の感性と合えば取り入れればいいと思います。

  3. これが嫌いで社交ダンスが好きになれない より:

    非常に丁寧な回答、どうもありがとうございますm(_ _)m

    >何もかもが正解というわけではありません
    >WDSFの選手のダンスとWDCの選手のダンスを
    >比較してみると同じステップでも踊り方が違うでしょ?
    >どっちが正しくてどっちが間違っているじゃないです

    やはり理解することが とても難しいですし、
    共感は全く出来ない考え方です(スイマセン)
    どちらが正解という事は無い上で、 それでも実際には
    競技会等では間違いなく「優劣」を論じている訳ですから・・・。

    思うに「これが良い」にも「ココが悪い!」にしても、ハッキリした
    基準や理由(←ダンスした事のない人から見ても)を
    キチンと示せる先生や審査員に お会いした事が無いので
    そう感じるんでしょうね。

    「そんなん結局 お前の好みじゃん!」としか思えません。

    タイミングに関しても
    >ダンスが上達すると、音楽を均等ではなく強調したい部分を
    >長めに取るために、他の部分を早めに取ることがあります

    「スロぉ~~!クイック!クイック!」とか言わず
    「スロー・エン・ア・クイック・クイック」とかでしっかり
    説明するんならまだ理解出来るのですが・・・。
    キチンと伝えられない言い方をしておいて、いざ他人が
    自分の感性とは違う感性を示したら それを否定する先生が多すぎ、その神経が分かりません。
    「それは&ですか?aですか?」と聞いても 「分からん!」的な感じです。
    自分は適当にやってるのに他人を批判できるの?と 思ってしまいます。

    ダンスそのものが 自分には合わないんでしょうか…Orz

    • 前掛け より:

      これが嫌いで社交ダンスが好きになれないさん、こんにちは。

      >思うに「これが良い」にも「ココが悪い!」にしても、ハッキリした
      >基準や理由(←ダンスした事のない人から見ても)を
      >キチンと示せる先生や審査員に お会いした事が無いので
      >そう感じるんでしょうね。
      >「そんなん結局 お前の好みじゃん!」としか思えません。

      ダンスの好みというのは人それぞれです。
      それは食べ物と似ています。

      例えば、リンゴが好きな人がいれば苦手な人もいます。
      好きな理由や苦手な理由を誰もが納得するように言うのは難しいでしょう。

      好きな人からすれば、苦手な人の言っていることが理解できない。
      苦手な人からすれば、好きな人の言っていることが理解できない。

      好きだから好きなのです。苦手なものは苦手。

      ですが、一人だけに意見を聞くと偏ってしまうので、
      競技会ではできるだけ偏りをなくすために審査員の数を増やしているのです。

      >「スロぉ~~!クイック!クイック!」とか言わず
      >「スロー・エン・ア・クイック・クイック」とかでしっかり
      >説明するんならまだ理解出来るのですが・・

      僕は「スロぉ~~・・・」って教えちゃう方です。
      なぜ「スロー・エン・ア・・・」って言わないのかというと、
      動きのフィーリングが「スロぉ~~」だからなのです。

      「スロー・エン・ア」と細かく分解して考えると、
      動きがつながらず、切れてしまうことがあります。

      「スロぉ~~」と言うことで、同じ音の長さでも
      動きが切れずに、一つの動きになる感覚がわかりやすいかな、と。

      >ダンスそのものが 自分には合わないんでしょうか…Orz

      そんなことは無いですよ。
      きっと自分と感性の合う先生がいるはずです。
      めぐり合えるといいですね。

      • これが嫌いで社交ダンスが好きになれない より:

        >なぜ「スロー・エン・ア・・・」って言わないのかというと、
        >動きのフィーリングが「スロぉ~~」だからなのです。
        >「スロー・エン・ア」と細かく分解して考えると、
        >動きがつながらず、切れてしまうことがあります。

        丁寧な解説ありがとうございます!^^
        なるほど!そういう考え方なのですね。
        少しだけ理解出来ました。どうもありがとうございますm(_ _)m

        でも正直、他人に教える先生には、
        「&分長く取っているのか、それともaなのか」位は
        自覚して キチンと伝わるように言って欲しいです。
        (少なくとも 私みたく「キッチリ知りたい!ハッキリして!」と言ってくるような人間には)

        そうでなく「感性だ!」とかで済まし 逃げている先生があまりにも多過ぎると感じます。
        「なら、他人の感性での結果のタイミング取りも否定すんなよ!」とも思いますし。

        >「スロぉ~~」と言うことで、同じ音の長さでも…
        無粋なツッコミですが 音の長さ、同じじゃないんですよね??

        ともあれ 丁寧な御回答 本当にありがとうございますm(__)m

        • 前掛け より:

          これが嫌いで社交ダンスが好きになれないさん、こんにちは。

          「スロぉ~」というのが、どのステップのどの部分なのか
          わからないのでなんとも言えません。
          先生によっても表現が違うと思いますし。

          • それが嫌いで社交ダンスが好きになれない より:

            思ったんですが、「&やaは 本来 前の音とセット」
            である筈なのに

            スロぉ~~! って言ってる人は

            「Sの延長で 後ろの拍に侵入している音」として
            使っているから 訳わからんくなるのですよ!

            「S & S」 なら
            「2 2 4」 (&は前音の半分)の筈が

            「4 2 2」と使っている人が先生含め多いですよね

            正確な定義と異なる使い方をしておいて、
            それを自覚してすらおらず、「お前の感性が違う!」
            とか言われてもって感じですな^^;
            そりゃあ 伝わる訳ぁないですな。

          • 前掛け より:

            それが嫌いで社交ダンスが好きになれないさん、こんにちは。

            たくさんのコメントありがとうございます。
            自分が思っていることと習うことのギャップがあるんですね。

            「お前の感性が違う」なんて言われても困りますよね^^;

            なんかうまく言えないですけど、自分の感性を信じていいと思いますよ。
            音楽にも精通していらっしゃるようなので、自分で聞こえた
            通りに表現してみてはいかがでしょうか。

            ダンスは音楽に合わせて踊るものなので、
            「この音で体重を乗せる」という音があります。

            自分で聞こえた通り、感じた通り、表現したいように音楽に合わせて
            踊っていいと思いますよ。

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