筋肉に感情を乗せることで表現力が豊かになります



フリーアームの使い方で

悩んでいる方は多いと思います。

 

僕もそうでした。

それでハンナ・カチューネン(ポールキリックのパートナー)

にレッスンを受けた時、聞いてみたんですね。

 

前掛け「フリーアームの使い方を教えてください」

 

このとき、僕が聞きたかったのは具体的な

アームの軌道や筋肉の動かし方。

どの筋肉をどう動かせばかっこよくなるのか聞きたかった。

でもハンナの答えは僕が期待したものじゃなかった。

 

ハンナ「使い方を考えるんじゃなくて、
”意味”を考えてね。
そのアームにどういう意味があるのか」

 

アームの意味か・・・・

それは、具体的にいえば「感情」と言えます。

そのフリーアームはどういう感情で使っているのか?

・相手を誘いたいのか

・相手に近寄りたいと思っているのか

・相手を拒絶したいのか

・周りに対してアピールしているのか

・自分の体に視線を集めようとしているのか

 

ただフリーアームを動かそうとしても形にはなりません。

いや、形にはなるんだけど、中身が無い。

中身が無いと感動を与えることは難しい。

「どこの筋肉をどう動かして」

という意識から

「どういう感情で」

という考え方にシフトしていくことが大切です。

 

感情が先に起きて、そこから筋肉を動かしていく。

感情を筋肉に載せるとも言います。

 

こんな練習をしてみるとわかりやすいかもしれません。

その名も「エアコンタクト」

エアってなんだ~(笑)

2人が近距離で立っていて女性が感情をたっぷり込めて

「男性の顔をいとおしく触る演技」をします。

 

次にくっついた状態から2メートルくらい離れて

さっきと同じに「男性の顔をいとおしく触る演技」をします。

 

え?2メートルも離れていたら手が届かないって?

 

そうですね。某海賊のように手が伸びない

限り届かないですよね(笑)

手が伸びる

ゴムゴムの実を食べないと届かないので、

「実際に触っているのと同じように触っているふりをする」

んです。

 

2人が離れた状態で、近くにいる時と

同じ感情で同じアームの使い方をするのです。

くっついて触っているのと離れて触っているのは同じ。

 

まさに「エアー」

悩んでいる方はトライしてみて下さいね♪
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