感情表現は社交ダンスの場合どうする?



感情表現の豊かなダンスは

見ている人の心を動かします。

 

「あぁ、素敵・・・」

でも感情表現って言われてもちょっと抽象的。

具体的にはどんな感情を表現すればいいの?

 

よく言われる人間の感情は喜怒哀楽の四つ。

喜ぶ、怒る、哀しむ、楽しい。

でも実際に踊っている時は、ちょっと違う。

 

ルンバのオープンヒップツイスト(向かい合ったところからファンポジションになるまで)を例にとって考えてみる。

 

最初は気になる二人同士が出会う。

そして男性が女性にアタックして迫っていく。カウント4・1

「俺とちょっと付き合わない?」

女性はちょっと間をとって逃げる。カウント2

「えーいきなり言われても」

男子が引き戻す。カウント3

「そう言うなよ。これでも結構モテるんだぜ?」

女子ちょっと間をとって悩む。カウント4・1

「うーん、どうしよう」

くるっとそっぽを向く。カウント2

「やっぱり嫌!」

女子を振り向かせる。カウント3

「待てって、こっち向けよ」

見つめあったまま距離を取る。カウント4・1

「あら、よく見ると悪くないかも。」

 

かなり前掛けの妄想が入ってるけど、

感情表現っていうのはこういうこと。

 

ステップにストーリーをはめていき、感情を乗せて行く。

なんとなくイメージ涌くでしょ?

 

こういう感情を持って踊るのと、持たずに踊るのとでは

同じステップでも全然違って見えるよね。

 

ただ、感情表現というのは非常に

不確定で曖昧で確実性が低い。

 

例えば「あなたが好き」っていう感情を

ケンカしてお互い不機嫌な時にできる?

 

無理。

絶対無理。

はらわた煮えくり変えるほど怒りまくってる時に、

そんな感情出せっこない。

むしろ逆のアブナイ感情が湧くよね(笑)

 

つまり、感情表現は主役にはならない。

うな丼にかける山椒のようなもの。

 

大事なのはあくまでも土台のベーシック。

音楽のどのタイミングで体重を乗せるかとか、

まっすぐ立つとか、そういうことが大事。

 

これらは感情に左右されないから、喧嘩してる

時でも意識して練習することができるよね。

 

それらがある程度で来てきて、お互いご機嫌な時に

感情表現の練習をするといいね。

 

※明日は競技会のためブログはお休みです。よろしくお願いいたします。
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