社交ダンスのタンゴは脱力して踊ることでキレが出る

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タンゴ。

力強いダンスです。

音楽も情熱的でエネルギッシュで、

テンションが上がる曲が多い。

 

僕が一番好きで良くipodで聞いていた曲がこれ。

ピアソラの「キンテートのためのコンチェルト」

昔ヒルトン組がデモに使ってたような記憶があります。

ただ、リズムやスピードがものすごい変調するので、

原曲のまま踊るのは難しいね。

 

で、タンゴは力強い種目なんだけど、だからと言って

力を入れて踊るわけではありません。

 

力むと体が硬くなって逆に動けなくなってしまいます。

 

以前、僕は体を伸ばそうとして、

胸をパッツンパッツンに反らして踊っていました。

 

これでストレッチされて、体を使っているような

錯覚を起こしていいたんですね。

 

胸を伸ばして反れば反るほど体を伸ばしてる感があったから。

 

男性が女性役を踊ってるような状態でした。

 

だけど、T先生にレッスンを受けた時、

スパルタ式で直されました。

 

いきなりグーで胸をパンチされたんです。

痛っ!

 

痛いから胸を引っ込める。

続けて2発、3発とパンチが飛んできます。

 

痛いから胸を張っていられません。

どんどん引っ込めていきます。

 

まだまだパンチが飛んできます(笑)

5発、6発・・

 

ついに

「背中が丸いんじゃないか?」

ってくらい胸が引っ込みました。

 

「はい、踊って」

 

なんだかよくわかんないまま、踊ってみた。

 

あれ、体に全然力が入ってないけど踊れる。

 

しかも肩関節が動く。

踊りやすい・・・

 

今までの自分と比べると、全然何もしていない

くらいに体の力が抜けている。

 

だけどちゃんと踊ることができてる。

 

こういうことを伝えたかったんですね。

僕の頑固な性格上、口で言うより、体で伝えたほうが

早いと思われたのかもしれません。

 

スタッカートなキレの有る動きを出すためには

力を抜くことが絶対に必要。

 

力を入れっぱなしではキレを出すことは出来ない。

 

胸を反らしている状態と言うのは、

胸が力んでいる状態とも言えます。

 

だって自由に動かすことが出来ないわけですからね。

 

つまり、自由に動ける状態というのは力んでいない状態。

力まずにリラックスして踊ることでタンゴのキレを

表現することが出来るようになります。

 

※タンゴの記事はこちらにまとめています。

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