「シュパッ!!」
上手な人のニューヨークはこんな音が聞こえてきそうです。
「シューーーパアアア」
ではありません。
「シュパッ!」
です。
音の感覚でイメージしてみ下さい。
チャチャチャのニューヨークはキレが大事です。
切れよく一瞬でラインを作ります。
それがチャチャチャらしさを表現することになります。
そのためにはまず力を抜くことが必要です。
脱力して、体が自由に動ける状態から一瞬で形を作る。
その時に起こす運動の種類は「回転」です。
前進というより、回転ですね。
体重の乗っている方のヒップを後ろに回転させます。
すると、体重の乗っていない足がステップされますね。
ステップする足だけを出そうとすると、体がほとんど
動かないので、ちょっと地味なニューヨークになっちゃうよ。
なので、頭の位置、背骨の位置の移動はほとんど無く、
回転で表現します。
この時に注意するポイントは体が”ひとかたまり”に
ならないようにすること。
体をバラバラに使うとバランスが良くなります。
まず最初に回転するのは体の肋骨の部分。
開いていく方へ回していきます。
この部分の可動域を全部使い切ると
次に腰の部分が回り始めます。
まだ足の裏は回っていません。
ここまで上半身が回ると自分の体の中に”ねじれ”が生じます。
最後に体重の乗っている足の裏をグリっと回して
ニューヨークにいきます。
男性の場合は固まらない+女性にリードを伝える
方法の一つとして、肋骨よりも先に顔を回します。
次に女性へ進むべき進行方向を伝えているんですね。
先ほどのYouTubeの動画をちょっとゆっくりみてみると、
男性の顔が女性よりも先に回ってるでしょ?
3回ニューヨークに開いて、
その3回ともすべて男性が先に顔をまわしています。
それが女性への「次はこっちへいくよ~」ていうリードになります。
男性と女性が「せ~の♪」で一緒に開くわけではありません。
足元でもキレを出してみる
キレのあるニューヨークは両方の足首がキュって閉まってます。
特に後ろのサポーティングフットがしっかりとターンアウト
されていて、前足とのつま先の向きが約90度になっている。
いわゆる”キューバンクロス”の形ができているんですね。
体を回したあと、最後に後ろ足の足首をキュッと回転させて、
床をボールでしっかりとグリップできれば、足元も綺麗になります。
以前、カリーナはレッスンでこう言っていました。
「ニューヨークはラテンで最も芸術的な形なのよ」
シンプルなステップなので、いろんな表現方法があります。
自分なりにイケてるニューヨークを
編み出してみるのも面白いね♪
※チャチャチャに関する記事はこちらにまとめています。
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