「前掛け、お前は背が高いからスタンダードやれ」
「え?」
「スタンダードのほうが伸びるぞ」
「はぁ・・」
大学でダンス部に入って、上級生から言われた言葉です。
1年生のうちはラテンもスタンダードも両方練習しますが、
2年生になり、ダンススタジオに通う頃には、どちらを
専攻するのか選ばないといけない。
そして、選んだ方の先生に習いに行くことになってます。
当時はラテン向きかスタンダード向きかはある一点だけで
判断されていました。
それは「身長」です。
背が高い人➔スタンダード
背が低い人➔ラテン
と言われていて、上級生は面白いくらいこの法則通りだった。
その理由としては
「背が低い人のほうが早く動ける」
というもの。
早く動けたほうがラテンは有利と言われていました。
手を伸ばす動作にしても、160センチの身長の
人の方が180センチの人よりも早いというのです。
イメージとしてはわかりますね。
デカイ人ってもっさりしてるような感じがあって、
小さい人はしゃかしゃか動きそうでしょ?
でも本当にそうなの?
たった20~30センチの身長差でそんなに動きが変わる?
160センチの人と、16メートルの人だったらかなり
違うと思うけど、ほんのちょっとだよ?
なんかおかしい気がしない?
昔から話を聞かなかった(笑)
僕は身長が180cmなので、
スタンダード向きだと言われていました。
でも、当時から人の話を聞かない性格だったらしく(笑)
自分はラテンが好きだから、絶対にラテン!
と決めてました。
当時、スタンダードの衣装は「学ラン」でダサくて
着たくなかったのもあるけどね。
つまり、自分がラテン向きなのか
スタンダード向きなのか?に他人の意見は関係ありません。
自分が踊りたい、好きな種目を選べばいいのです。
別に両方選んだっていいんです。
周りが「あなたは◯◯の方が向いてるよ」と言われても
気にすることはないのです。