実は僕、電子ピアノを持ってます。
というのも、数年前にピアノ熱が過熱した
時期があって、欲しくて買ったのね。
きっかけは何だったか忘れたけど、ハマってた。
ピアノ関係のテレビ番組、映画、漫画、
たくさん見たよ。
買った当時は楽しくて、弾けないけど弾きまくってた。
弾きまくってたと言っても、初心者だから、
簡単なビギナー向けの曲だけどね。
しばらくは熱が続いたんだけど、いつの間にか
冷めてしまって、電子ピアノは台となった。
今は部屋の片隅でほこりをかぶりなら、
ファブリーズを置く台になってる。
これじゃいかん!
実はうちの教室のスタッフに本業が
ピアノ教師の先生がいるのね。
当時もその先生に習っていたから、
また習ってみることにした。
「またピアノ始めようと思うんですけど」
「いいんじゃない?じゃあ、まずは楽譜を読む
ところからね。五線ノートもってくるから音符に
ドレミって書いていって」
「え・・・あの・・・・。弾きたい曲があるんですけど」
「どの曲?」
「”月の光”です。あの曲なら簡単そうだから・・・」
「は!?あの曲は難しいよ!」
「あ、そうですか・・・」
難しいかもしれないけど、やっぱり弾きたいよね。
ド・レ・ミ~のベーシック的なものより、
派手なカッコいい曲を弾きたい!
あぁ、これってまるで
「ベーシックは面白くないから外人のルーティンやりたい」
って言うのとまったく同じじゃないか!
僕は「いいですね、やりましょうよ!」って言うけど
ピアノの先生はそれを許してくれそうにもない。
やっぱり最初は基本をしっかり勉強することが
大事なんだろうけど、地味で面白くないから
早く弾かせてよ、って感じ。
ん~だめだだめだ、それじゃあだめだ。
基本をしっかりやらねば・・・
でも話を聞かない僕の事だから、
勝手にやりそうだけど。
上手に弾けたらかっこいいよね~。