気づいたら、人生の半分以上を
ダンサーとして過ごしてきた。
子供のころ、まさか自分がダンサーになるとは
全く想像していなかった。
小学生の頃は大工になりたかった。
中学生の頃は考古学者になりたいと思った。
高校生の頃は勉強ばっかりしてるガリ勉君だった。
体育はそれほど得意じゃなく、人並み程度か、
ちょっとそれ以下だったよ。
高校のころ、古典の先生が初めての授業で
「僕は趣味で社交ダンスを踊っています」
って自己紹介したとき、みんなが爆笑した。
僕も笑ってた。
「社交ダンス?まじかよー!だせーー!!」って。
正直に言えば、その時は社交ダンスというものを
一度も見たことが無かった。
なんとな~くのイメージしか
持っていなかった。
お爺さんお婆さんが組んで踊ってるんだろうな、
若者のするもんじゃないよね、
程度の認識だった。
そして高校を卒業し、大学に入り、綺麗な先輩に
誘われてダンス部を見に行った時。
初めて見たデモにとてつもない衝撃を受けた。
「これだ。これしかない!!」
ダンスをやろうと即決だった。
だって、めちゃくちゃカッコよかったんだよ。
音楽に合わせて何かを表現しながら一生懸命
踊っている姿がカッコよかった。
痺れたっていうの?
一目ぼれってこんな感じなのかな。
初めて見たのに、これだ!っていう確信が
自分の中にあった。
今まで一生懸命勉強ばっかりしてきた自分には
まったく初めて目にする代物。
メチャメチャ強烈なインパクトだった。
特に最初のラテンデモで見た女性の先輩の
ラテンドレスが・・・・(笑)
自分がダンサーになったって言ったら高校の