スタンダードのホールドは強いほうがいいのか?

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ホールドが強いとは?

強いということは「固い」ということじゃないよ。

ここは間違えないようにね。

ホールドを強く、と言われた時にガンッて力を入れて

固めちゃうと動けなくなるからね(実際には動けるけど)

 

ホールドはぶら下がり健康器の棒じゃないから、

男性がガッチガチに力を入れて女性がそこに

ぶら下がって踊るわけじゃない。

それじゃあ運動にならないからね。

 

じゃあホールドは柔らかく、グニャグニャがいいのか?

といえばそうじゃない。

しっかりとしたテンションが必要。

それがないと女性にリードを伝えることも出来ない。

 

強さは必要だけど固めないってどういうこと?

ここが難しいところなんですよ。

 

僕のイメージは形状記憶合金って感じかな。

ホールドを作るだけなら、力みは全然必要ないよね?

例えば1人で立って、その場でホールドを作る。

ガチガチになってる?

多分、なってないと思う。

 

そしたら、このホールドの形を体に記憶させる。

左グリップはこの位置、右手はこの位置、右肘はこの位置。

 

で、踊っている最中はこのホールドを”保って踊る”

という意識じゃなく、ホールドを”作り直しながら踊る”

という意識の方が形が崩れて見えない。

 

保って踊る、って考えると自分では崩してないつもりでも、

徐々に奇妙に変化していく。

ジョジョすぎる変化に気づくことが出来ない。

終わってみると、出だしとは全然別人の

ホールドになっちゃった、ってことはよくある。

 

一番最初に立った時は、お祭りで売っている風船のように

シワ1つ無く、パリっとした張りがホールドにあるけど、

フロアを一周してくると、一週間後の風船が空気が

抜けて小さくしぼむように、ホールドも緩んでしぼんでいく。

 

それを回避するためには、要所要所で空気を入れなおす、

つまりボディ、ホールドを作り直す事が必要。

最初に記憶させた形と同じ形を作れているか?

確認しながらいくと、結果的に最後まで同じホールドを

維持することが出来る。

 

踊っている最中のホールドは体の動きに連動して、

かなり動くものなので、固めちゃうと

自分の動きを制限することになる。

 

だから、ホールドは動いていいけど、正しい最初の形

を作り直せるようにすることが大事です。

 
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