緊張の原因はいろいろあります。
一つに「やることが曖昧」というのがありますね。
例えば、出だしの部分。
発表会では決まった音楽に合わせて踊ります。
練習の時から何回も何十回も同じ音楽に合わせて踊ります。
なので、音楽の流れはつかめているはず。
音のこの部分で右足を前に踏み出すとか、
振り向くとか、体重移動するとか決まっているはずです。
ここをどれだけはっきり意識してできるかどうかが
大きなポイントになります。
この音で、体のここを動かす、ということを
はっきりさせるのです。
そうすれば、フロアに出ても音楽と自分の体だけに
集中できるので、周りの視線が気にならないよ。
緊張の原因のもう一つは「いいところを見せよう」とか
「失敗しないようにしよう」という思考。
そうじゃなく、意識を違うところに、
自分の体の中へ持って行く。
周りに持って行かれないようにね。
自分がどの音でどう動くのかを意識して練習し、
百発百中でできるようになれば、
ものすごい自信を持って踊ることができます。
もう一つは、突然違うことを考えだして
自分でパニックになってしまうパターン。
発表会当日になって、
「あ、笑顔で踊らなきゃ」とか、今まで練習して
いなかったことを突然思い出しちゃうケース。
それによって、頭の中がグチャグチャになっていき、
結局何をすればいいのかわからなくなってしまう。
このケースは非常に多いんですが、やめておきましょう。
普段の練習と違う考え方を持ち込むのは非常に危険です。
いつもどおりのダンスができれば大丈夫です。
そのためには何度も繰り返して練習することは大事ですね。
特に出だしは集中して。
力まずに耳を済まして、音楽をしっかりと聞くことです。