バランスが悪い原因の1つである”目線”
目線が定まっていないとフラフラするし、存在感がない。
目線が定まっているかどうかは正面からだけでなく、
背中側から見てもわかります。
目線が定まる=頭がぶれない=強く見える
んですね。
見るところが決まっていない人は後ろから
見てもなんだか弱そうにみえます。
なぜ目線を決める必要があるのか?
それは「毎回同じ動きをできるようにするため」です。
目線が定まっていないということは、どこでも見ていて、
どこも見ていないということになります。
つまり、踊るたびに見ている場所が
異なるということになります。
見ている場所が異なるということは、
当然、バランスも異なってくるワケです。
ダンスの安定感を求めるなら、こういうところを
しっかり決めていくことがポイントです。
ただ、この目線を決めることの難しさは、
教室以外の場所にあります。
教室で練習していた時に目標にしていた
ポスターが競技会場には貼っていない!
教室にあった柱がホテルのフロアには無い!
うん、無いんです。
なので、最初は物を目印にして練習していていいんだけど、
慣れてきたら、向きを変えて練習するといいです。
向きが180度変わっただけで、
「ここはどこ?私はだれ?」状態になっちゃうかも。
でも、それは練習を繰り返すことで解消できるんだよね。
いろんな方向から踊ることで、場所や位置に関係ない体の感覚
が研ぎ澄まされてきます。
「この形」というのを体が覚えるんですね。
そうすれば、会場が変わっても目線を
ぶらさずに踊ることが出来ます。