日曜日はBD級のクラス別競技会があり、
僕は審査員でした。
自分の中にある審査基準に
照らし合わせて審査させていただきました。
今まで自分が長年ダンスを踊ってきて、
習ってきたこと、やってきたこと。
教えていた競技選手カップルが、
優勝することができた経験。
それらから総合的に導き出されたもので、
「競技会で勝てる踊り方」というのが
自分の中で決まっている。
その審査基準にマッチしている選手に
「いいね!」とチェックを入れてます。
選手の踊りは競技会ごとに進化していくから、
チェックを入れる選手は毎回違ってくるね。
審査をしていてチェックを
入れやすいのは見やすいダンスだね。
見やすいダンスはとても拾いやすいし、
大抵いいクオリティのダンスになってる。
これはうまい、下手とか長年踊ってるとかは
関係なく、踊り手の気持ちでできることだよ。
「僕はこういうことをしてます!」
「私はこれをやってます!」
っていうのが伝わってくるダンスは
見やすくて審査がしやすいんだよ。
あれもこれもいろいろやって、結局何を
しているのか自分でもわからない状態は
良くないからね。
違う言い方をすると、
僕が「そこは何をしてるの?」って聞いたときに、
「〇〇をしてます!」ってすぐに
答えられるかどうかってこと。
「え~なんだろう・・・」って答えられないのは
そこに何も意志が存在してないってことで、
つまりは何もしていないことになる。
何もしてないっていうのは
言い過ぎかもしれないけど、
動いていても、そこに主張がなければ
審査をするのが・・・難しくなる。
シンプルなことでいいんだよ。
「こういうラインを作ろうとしてます」
でもいいし、
「力強く立とうとしてます」
でもいいし、
「滑らかなムーブメントを意識してます」
でもいいし、
「楽しんで踊ってます!」
でもいい。
そこに「こういうことをしている」という
意志があるかどうか?でダンスはガラッと