競技会ではミスは気にしない



まだプロデビューしたての頃。

競技会のたびに必要以上に緊張してたのね。

 

何を意識していたんだろう?

多分、普段と違う環境になったことで周りの人や、

違うものが気になったんだね。

 

全然集中できていなかった。

 

それは大きな全国クラスの大会でした。

種目はルンバ。

 

スタートは向かい合って2メートル

ほど離れて立ったところから。

 

男性がソロを踊り女性に踊り出すタイミングを伝えるのね。

いつもどおり立ったはずなんだけど、

僕はなにか違和感を感じました。

 

なんだろう・・

でもその違和感の正体が何かはわからない。

 

曲がなる。

よし、いくぞ!・・・・

 

ん?

 

僕はそこで違和感の正体の気づいた。

 

パートナーが逆の足を前に出して立っていたのだ。

これでは後退する足が逆になっちゃうから

次のステップが踊れない!

 

どうする?

どうする前掛け!

 

声に出して言うのか?

「足逆だよ!」って。

でも競技会の最中にフロアでそんな恥ずかしいこと言えない。

 

あーしょうがない、もう始めないと!

強引に始めたら案の定足がバタバタもつれちゃって、

崩れてしまった。

 

テンションがた落ちです。

 

失敗するとわかっていてやらなきゃいけないって

辛いものがあるよね。

 

なんであの時、近くまで行って耳元で「足逆だよ」

って教えてあげなかったんだろうか?

 

または遠くからでもジェスチャーで

伝えることが出来たかもしれない。

 

今なら何の抵抗もなくできるけど、

当時の僕はできなかった。

 

余裕が無いってこういうことを言うんでしょうね。

 

もしミスをしたとしても、競技会では全然気にしないで

ガンガン踊っていかないといけません。

 

いちいちミスを引きずっていたらきりがないからね。

多少の失敗なんて気にしないで踊る気持ち、

精神力が競技会では必要です。
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