社交ダンスの基本的なことは
教科書に全て書いてあります。
が、
ダンスをもっと魅力的に、機能的に踊っていく上で、
教科書には載っていないテクニックがたくさんあります。
そのテクニックは色々な種類があり、どれも魅力的。
で、
その中の一つに
「スタンダードで女子は右の腰を左腰よりも高くする」
というテクニックがあります。
右腰を高くすることでどういうことが起きるのかといえば、
体全体のバランスが左に寄るんですね。
その結果、肩の位置や頭の位置も左足の上に
移動するので、完全に左足に乗りやすくなります。
女子のスタンダードは全て左足体重で始めるから、
完全に左足に乗るというのはとても重要なポイント。
完全に左足に乗り切ることで、右足がフリーになるので、
サッと軽く振り出すことができる。
男性にとっても女性がしっかりと左足に体重が
乗ってくれていると右手に女性の背中を感じることができる。
女子の左側の肩甲骨も左方向へ
ストレッチしやすくなります。
女子が左方向へのストレッチができるようになると、
男性の左側がとても広くなるわけです。
この右腰上げ法に対して、
「腰の高さは左右同じ」という踊り方もあるんです。
左右の腰の高さを変えずに平行にしておく。
そうすると、男性との腰の部分のコネクションが外れない。
外れないから、安定感があり、
より一体感のあるダンスになる。
さらにボディの部分が常に四角いホームベースの状態を
保つことができるので、バランスが崩れにくい。
この二つの方法はどちらが間違いで
どちらが正解ってことではないのね。
実際に僕がいろんなコーチャーに習ったことだから。
どっちの方法でもメリットはある。
この「腰の高さテクニック」にだけじゃなく、こういう
一見まったく逆のことを言っている
ことってたくさんあるのね。
あの先生はこう言っていたけど、この先生は逆だな~とか。
逆だからまったくやらないって言うんじゃなくて、
一回は試してみましょう。
それでダメだったらやめればいいし。
新たな発見があるかも知れないよ。
自分たちで実際に踊ってトライして、
コメント
こんばんは。
「ファーラウェイリバース&スリップピポット」を・・・
シャドーで、右腰を少し高くしてやってみたら、なんかすごくやりやすく、そして気持ちよかった。
今までとは全然違う感じで踊れたような感じがします。
「右の腰を左より少し高くしてみる」というのは、初めて知りました。
明日スタジオでリーダーさんと、早速試して練習したいと思います。
hanaさん、こんにちは。
右腰を上げると女子は左側に伸びていきやすくなります。
新鮮な感じで踊ってみてくださいね~