スタンダードを踊る上で膝の使い方は
非常に重要なポイントになります。
ワルツの場合カウント2でライズをした時には膝は伸び、
カウント3でロアした時には曲がります。
伸びると言ってもラテンのようにニーバックするほどは
伸ばしきりません。
そこまで伸ばしてしまうと、突っ張ってしまって
バランスが取れなくなるからね。
少し緩みを持たせておいて大丈夫です。
ロアをする時は、「膝は前に使う」こと。
何を当たり前な・・・って思うかもしれないけど、
「前に使う」って大事なんです。
膝を使って体を送る、進ませようとすると、
膝って下に使ってしまいがちなんですね。
下に使ってしまうと、体は進まないし、
膝にも余計な負担がかかります。
ロアする時は膝を前に使う意識です。
例えば、プロムナードポジションでライズをした状態から
一歩前進する時、次のカウントは3でロアをしますよね?
その時に、着地した足の膝は前に使います。
イメージとしては、実際に付いた足の位置よりも、
30センチくらい前にロアする感覚ですね。
こうすると、膝が前に使われます。
その結果、体が落ちてしまうこともないし、
スムーズに前に進んでいくし、膝も痛くない。
面白いもので同じ体重でも、下にロアするのと、
前にロアするのでは全然感覚が違ってきますよ。
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