社交ダンスはどのステップも
カウントが決まっている。
「123,123,123」とか
「スロー、クイック、クイック」とか。
カウントがないステップは存在しないよ。
カウントが決まっているから、
どんな曲にも合わせて踊ることができる。
だけどデメリットもあるんだよね。
カウントに合わせようとしてカウントを
言い続けることで曲が聞こえなくなってしまう。
言ってるカウントは正しいんだけど、
それが曲には合ってない状態。
これは本末転倒だね。
今、習っているヒップホップは
カウントがありません。
じゃあ何に合わせて踊るの?っていうと、
楽器やボーカルの音です。
「音」に対してステップが決まってるのね。
先生の教え方はこんな感じ。
「”ドン”っていう音が来るから、
その音に合わせて肘をこう動かして」
「”チチッ”っていう音が来るから、
そこで指をこう動かす」
「ピアノの”チャラ~ン”という音に
合わせて首を回して」
音楽をよく聞くと、先生が言ってる音が
聞こえてくる。
耳を澄まさないと聞こえないほどの
小さい音も拾ってる。
合わせる音が決まっているから、
しっかりと音楽を聞かないと合わせて
踊ることができない。
振りを覚えたら踊る前に「マーキング」という
時間があり、曲を聞いて「どの音で動くか」
をイメージして確認していくのね。
マーキングをすることで曲に対しての
集中力が高くなっていく。
だけどこれもデメリットがある。
音に合わせて踊る方法は
「その曲」でしか通用しないんだよね。
曲が変わると、また振り付けを
1から覚える必要がある。
まとめるとこんな感じかな。
カウントで覚える→
どんな曲にでも対応できるけど、
音に合わないことがある。
音に合わせて覚える→
一つの曲にしか対応できないけど、
音楽には合わせやすい。
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