現役の時。
一時期、競技会で順位がずーっと
3位が続いた時期があった。
何年頑張っても3位のままだった。
上の2組に勝つことができない。
それで考えた。
「勝てないのはきっと心が弱いからだろう」
って。
自分はいつも逃げ道を
用意していたんだよね。
これがうまくいかなくても、
こっちがあるから大丈夫みたいな。
逃げ道があると安心感は得られるけど、
目の前のことに必死になり切ることはできない。
どこかで気持ちの甘さが出て
3位から上に行けないんだろう。
じゃあどうすれば己に厳しくできるのか?
いつも厳しくビシバシしごいてくれる
第三者がいればいいんだけど、競技ダンスの
世界は選手とコーチャーの関係がそこまで濃くない。
だから逃げようと思えば、
いつでも逃げることが出来ちゃうわけ。
退路を断たねばいかん。
背水の陣で挑まなければ勝てぬ。
そう考えた僕は思考を口に出すことにした。
「次の競技会では優勝するよ」と。
しかも大勢の前で言うことにした。
ちょうどその時期にデモがあったから、
そこで言ってしまおう。いい機会だ。
デモって曲の間にマイクでいろいろと
しゃべるでしょ?
「札幌の皆さん、こんにちは~♪」みたいな。
そこで言うことに決めた。
そして実際に言った。
言ってやったぜ。
「今までずーっと3位だったので、もう飽きました。
次の大会で優勝します!」って。
お客さんのリアクションは特になかったけどね(笑)
実際に口に出して言うことで、
気持ちがピリッと引き締まったよ。
「やらなきゃやばい」って思うことができた。
練習していて心が折れそうな時でも、
言ってしまったことが励みになって頑張れた。
んで迎えた次の競技会。
気になる結果は何位だったのかって言うと・・・
3位(笑)
コメント
前掛け先生 こんにちは!
来た~!終わりに来た~!
8月28日の『競技会はお互いに助け合うことができる』で涙を流した、あの暑い夏の日が懐かしい~
ブログは全部読んでからゴハンを食べましょ♪
たごまるさん、こんにちは。
終わりに来ましたね(笑)
ごはんを吹き出さないようにご注意くださいませ。