ワパチャタイミングとハバネラタイミング。
あまり聞き馴染みがないタイミングの名前ですよね。
この2つのタイミングは普通の
タイミングに変化をつけたものです。
タイミングに変化をつけることで同じステップでも
全然違ったものに見えます。
例えるなら、上手な演歌歌手が歌う時、
歌と音楽を意図的に微妙にずらしますよね?
それと似ています。
ラテンダンスのワパチャタイミング
まずはワパチャタイミング。
これは、チャチャチャで使います。
普通は「234&1」で5歩ステップするのですが、
ワパチャタイミングの場合は
「(2)a34&1」となります。
カッコの部分は待つ、という意味です。
カウント2はステップしないで待つ。
待つというよりもエネルギーを溜めてる感覚に近いかな。
そしてaでステップします。
例えばチャチャチャのタイムステップの場合、
シャッセしてから一歩後退しますね。
この後退する時にワパチャタイミングを使ってみます。
シャッセの最後のカウント1の足を横に開いた形のまま、
カウント2はステップをしないで待つ。
そしてaで後退する。
すると、カウント1の部分を長く見せることが出来ます。
注意点はaのビートバリュー(音の長さ)は
四分の一拍ということ。
これは以前に書いたサンバの”a”と同じ短さ。
なので体重もかかとまで全部乗せることはできません。
ボールプレッシャーのみになります。
ラテンダンスでのハバネラタイミング
ハバネラタイミング。
なんだか辛そうなタイミングだね。
食べたら汗がドッと出てきて、口から火を吐きそうな・・・
ハバネラタイミングも基本的にはワパチャタイミングと
同じで、タイミングを貯めてズラします。
「2341」のところを「(2)&341」と踊ります。
例えばルンバのファンディベロップメントの時、
まず、ベーシックムーブメントをして
プロムナードポジションになります。
ここで、すぐに2でステップしないで、
2を待って”&”でステップします。
これでタイミングに変化をつけるわけです。
タイミングと同時に、スピード感にも変化が出てきます。
ワパチャタイミングは”a”で
ハバネラタイミングは”&”なのはなぜかって?
これはちゃんと意味があって使い分けています。
”&”というのはビートバリューが二分の一拍なんです。
4分の一拍である”a”よりはちょっとだけ長いんです。
ワパチャタイミングとハバネラタイミングを使いこなせると
楽しくなってきますよ。
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