レッスンで習ったことを
ノートに書くのはいいことです。
自分の手で書くことで、習ったことの
再確認もできるし、後から見て
思い出すことができるからね。
僕も現役の頃はレッスンで教えてもらったことを
ノートに細かく書いていました。
20年前に習ったことでも、その当時のノートを
見ると思い出すことができるんです。
さて。
ここで気になるのが「いつノートに書くか?」です。
一番いいのはレッスンが終わった直後だよ。
終わったら椅子に座ってカバンからノートを取り出す。
ノートを開いて習ったことを書いていきましょう。
もし、先生が次のレッスンが入ってなかったら
”もやっ”としてるところをちょっと
確認してみるのもいいかもね。
「ここは○○でしたか?」
みたいな感じで。
習ったことは時間が経つとどんどん忘れちゃう。
家に帰るとすでに少し忘れている
次の日になると半分くらい忘れてる。
だから、できるだけ早いうちに書いた方がいいよ。
レッスン用のノートを持ち歩くのがいいかもね。
生徒さんの中には、絵を描いて体のどこを
動かすか、どこに移動していくのかなどを
参考書並みに細かく記入している人もいます。
書くことで忘れなくなるし、自分で
練習するときの助けになるよね。
より効率的にレッスンを受けていきましょう。
コメント
いますねえ。信じられないほど詳しく詳しく
記録している人。でも、そういう人で伸び悩ん
でいるケースがかなり見受けられます。
原因は明らか。要するにレッスンのポイント
を理解していない。だからダラダラいくらでも
書い(け)てしまう。書くことによって安心
してしまう。(あ、メモをとること自体を否定
しているわけではありませんからね)
そんな悩みを持っている人にアドバイスを二
つ。
まず、要点を最大三点ぐらいに絞ってそれより
多くのことはあえて書くな。
これは(自分にとっての)ポイントを押さえ
る訓練です。ポイントは人によって違うから、
自分で押さえるしかありません。学校の授業みた
いに「あ、ここテストに出るから」と教えてくれ
るわけではないので。
そもそもその日のレッスンの内容をすべてその
日のうちに理解・習得する必要はないし、できる
わけがありません。なのに、そうしなくちゃなら
ないという強迫観念に囚われ、レッスンが終わっ
たら暗〜い表情で帰途につく。先生も辛いと思う。
しかも、そんな生徒さんに限って伸び悩んでる。
ここは発想を転換し、ポイントは最大三点まで。
あふれた分は別の日にすればよい。レッスンは
ずっと続くんだから。(レッスンがずっと続くと
いうことを、楽観的に捉えることができ、精神
衛生上もいいと思います)
もう一つは、実践の場を持てということです。
レッスンだけですべて習得できると思ったら大
間違い。一生レッスンだけを続けるつもりなの?
実践の場として考えられるのは、
・ 発表会
・ 競技
・ パーティ
ここでお薦めはパーティ(近場にホールやパブ
があればそれも可。但し、チャーターだけに頼り
切らないこと)
理由は他の二つに比べて圧倒的にお手軽で頻度
が高いこと。
そして、いろんな人と踊れば「あ、ずっと前に
先生に言われたことがよく分からなかったけど、
このことだったのか!」と気づくチャンスがあり
ます。決められたレールの上を走るだけの発表会
や競技ではこのような機会はまずありません。