僕も初心者の頃、よく言われました。
「下を向かない!上を向いて!」
確かに下を向くのはいけないんだろうけど、
最初の頃は足が気になってしょうがない。
どっちの足を出せばいいのかわからなくなるから
足を見ちゃうし、相手の足を踏んじゃうから
またまた足元を見てしまう。
初心者にはそれどころじゃないんだよ。
そもそも、上を向くって
どこまで上を向けばいいの?
天井?
そこまではいかないか。
天井と壁の間くらい?
いえいえ。
実は。
社交ダンスでは上は向きません。
ココ、大事です。
上を向けと言われるのは、下を見ていることに
対しての相対的な言い方であって本当に
上を向いちゃダメなの。
僕は「上を向いて」とはできるだけ
言わないようにしているけどね。
じゃあどこを見るのかって?
答えはまっすぐです。
自分が立っている目線があるでしょ?
例えば身長が160㎝の人ならば160㎝の高さ。
この高さで十分なんです。
160㎝の高さのままでいいから、
遠くを見るようにしてください。
遥か遠く。
10mとかの距離じゃないよ。
500mは遠くを見て欲しい。
そうするといい感じに背筋が伸びてきて
顔も上がってきて、頭がちょうどよい位置に
セットされるよ。
これはスタンダードもラテンも一緒。
上を向くことは無い。
スタンダードは左か右のどっちかを見るだけ。
上じゃない。
スタンダード世界チャンピオンのアルナス組の
スローを見て欲しい。
よく見ると男性も女性も上は向いてないよ。
本当に上を向くと天井が見えてきます。
天井が見え始めると危険。
回転すると目が回りやすくなるから。
さらに上を向くと首の後ろが詰まってくる。
詰まってくると呼吸がスムーズにできなくなり
苦しくなってくる。
上を向いて踊るといいことないよ。
残念だけど。
だから、もし「上を向いて」と言われたら、
上を向いたフリをして遠くを見るようにしよう。
そうすればOKが出るよ、きっとw
コメント
まさに昨日のラテンのレッスンで同じことを言われました。
自分の身長の目線で見るようにと。
見ているつもりはなくても、目線がさがっていたのでしょうね。
今度は目線はまっすぐ、なるべく遠くを見るように頑張ってみます!
pinkmintさん
そうなんですよ。
自分の目線で十分なんです。
遠く見て踊れるように練習頑張ってくださいね。