床を押すってどういうこと?

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「床を押す」

社交ダンスを踊っていればよく言われる言葉です。

 

「床を踏む」

「床を感じる」

「フットプレッシャーをかける」

とも言いますね。

 

この言葉の意味がわかるまでかなり時間がかかりましたね。

床を押して伸びるって言われても、体の感覚にピンとこない。

 

なぜなら、押すって動作には「抵抗」を

感じる必要があるからです。

 

例えば「壁を手で押す」という動作には、

動かない壁から「抵抗」を感じますよね。

強く壁を押すほど、強い抵抗を感じます。

 

だけど、床って立っているだけで既に押してるんだよね。

体重が70キロの人なら何もしないで立っているだけで、

床を70キロの力で押しているのと一緒なんです。

 

でも、体には壁を押した時のような抵抗は感じないでしょ?

これを感じることが「床を押す」ことの目的です。

 

これって本当に説明するのが難しい部分なんだよね。

僕も習う先生によって

「床を押すんじゃなくて引っ張り上げる感じだよ」

って言われてことがあって、

「どっちなの??」

と混乱したことがありました。

 

結局、どちらも同じことを要求して言ってるんですが、

アプローチが人によって違います。

 

僕の場合、「体を引っ張り上げる」と言う方が理解しやすい。

「床を押す」方法にすると、体がどんどん沈んでいき、

潰れちゃうんだよね。

 

正しく床を押すことができれば、床からのエネルギーを

感じることができ、そのエネルギーが足、脚、ボディに

伝わり、頭のてっぺんからスーッと抜けていくような

なんとも言えない気持ちよさがあります。

 

こういう状態の時は体にエネルギーが満ちているので、

自分もパートナーもとても踊りやすくなりますよ。
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