僕は大学に入ってから社交ダンスを始めた。
最初は姿勢から習ったよ。
姿勢を良くするための練習は、
「壁に背中をくっつける」
ことだった。
大学に入学するまでは机に向かって
勉強ばかりしていたから、かなり猫背になってた。
壁に背中をぴったりとくっつけるなんて、
全然できなかったね。
上級生を見ると、腰から肩の方まで、
壁にぴったりとくっついてる。
さらに、ふくらはぎまでくっついてる。
でも僕は腰を壁につけようとすると肩が離れて、
肩を壁に着けようとすると腰が離れる状態。
特に腰の部分をつけるのが難しかったな。
でも、1か月ほど練習してたら少しずつ、
壁に背中が付くようになり、やがてぴったりと
くっつくようになった。
「その状態をキープしながら踊りなさい」
と教えられたよ。
つい最近、元劇団四季の先生に発声を教えて
もらったんだけど、この立ち方と同じだった。
同じように壁に背中をつけて、背骨を
まっすぐにすることが大事なんだって。
背中が壁にぴったりとついてる状態は
背骨が垂直に伸びている状態。
余談だけど、これができるようになって、
身長が5センチも伸びたんだよね。
まさか大学に入ってから背が伸びるとは
思っていなかったから結構驚いた。
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