「体を引き上げて!」って言われると、つい
「じゃあルーティンの全部で引き上げなきゃ!」
って思いがち。
そうしちゃうと、重心がどこまでも高くなっていき、
胸を張った立ち方になっちゃうことがある。
背中もえぐれて、苦しい立ち方になり、
体も動かなくなり固まってくるよ。
そして、競技会では残念な結果に。
「引き上げろって言われたから引き上げたのに、
全然だめだったよ。こんなに苦しい思いをして
頑張ったのに。楽そうに踊ってるアイツが
上がってるのはなぜだ・・・」
はっきり言っておくと、
「体を引き上げて」と言うのは、
全てのステップでやるわけじゃない。
一部分のことだよ。
言われた部分だけ意識すればそれでOK。
欲張って、
「あ、じゃあ、あそこも引き上げないと」
「このステップも引き上げないと!」
「あのステップも!!うわ~全部だぁぁ~」
ってなると自滅しちゃうから気を付けよう。
ぶっちゃければ重心の高さは踊っている最中に
変化するからね。
高い時もあるし、低い時もあるから。
例えばジャイブのシャッセの2歩目は
ボディウェイトをロアすることになってる。
体を上に引き上げっぱなしではうまく表現できない。
これは実際に体で表現することができなくても、
知識として知っているといいね。
知っていれば、考えの幅が広がるから、
踊っていて苦しくなってきたときに、
「あ、そういえば重心の高さって低い時も
あるんだった」って考えて、楽に踊ることが
できるかもしれないよ。
だけど知らなければ、
「重心は絶対に高くなければならぬのだ!!」
「重心の高さだけは誰にも負けぬのだ!!」
「苦しいけど高いのが正しいのだぁぁぁぁあ!!」
という苦しい道しか見えなくなってしまう。
実は隣にもっと楽に歩ける道があるのにね。
考え方は柔軟にしておきたいです。
コメント
前掛け先生はじめまして
いつもブログで勉強させていただいてます
生意気にも共感するところがたくさんあります
質問などある時はコメントしていいのでしょうか?
やすさん、はじめまして。
いつも読んでいただきありがとうございます。
共感していただけるところがありなによりです。
質問に関しては基本的には受け付けていませんが、
コメントに関してはできるだけお返事するようようには
心がけています。