フロアに出る前から負けていた



おはようございます。

札幌は大吹雪でございます。

外に出たら凍えてしまいそうな勢いです。

 

今、イギリスではUK戦が開催されていますね。

昨日はプロスタンダードでアンドレア・サラ組が

優勝しました。

 

今年の北海道インターに・・・・

 

ってことでUK選手権の思い出話をしますね。

 

UK選手権には世界中から選手が出場します。

日本からもJBDF、JDC,JCFの選手が

エントリーしているのね。

 

朝、競技会前に練習時間があります。

本番前にフロアの状態・感触を確かめるために

練習は必要。

 

特に初めて踊るフロアならなおさらだね。

それに合わせてシューズの滑り具合を調整します。

 

それから体を動かして調子を確認します。

今まで練習してきたことをチェックするのね。

 

汗をかいていい感じに確認出来たら練習終了。

あとは本番を待つのみ。

 

これが自分たちのいつものルーティンです。

本番のために力を温存しておく。

 

練習が終わって控室に戻ろうとしたとき、

もくもくと一人でシャドーをしている選手を

見つけました。

 

もくもくとという表現は彼を表すのに

適切じゃないね。

 

ガツガツ?ガンガン?

何かに憑りつかれたかのように髪を振り乱して

マックスパワーでタンゴを踊りまくっている。

 

練習なんだけどもう、競技会で踊っているような

勢い。表情。周囲に人を寄せ付けない鋭い目つき。

 

なんなんだこの気迫は?

こんなに練習で踊りまくって本番大丈夫なの?

 

初めて見るダンサーだったけど、

他団体の有名日本人選手だった。

 

確かベスト24まで勝ち上がっていたと思う。

 

彼を見て、競技会が始まる前から

「もう負けてる」って思ったよ。

 

心構え、気持ちが甘かった。

力を温存している自分がちょっと恥ずかしかった。

 

練習から出し惜しみせずに全開している。

 

”練習は本番のように”という言葉をまさに

体現しているように見えた。

 

世界と戦っている選手は違うよ、やっぱり。

 

そんな思い出でした。

今日もダンスを楽しんでね~^^

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