競技ダンスの審査方式スケーティングシステムが一番いいと思う理由

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競技ダンスの審査は

スケーティングシステムによって行われます。

 

スケーティングシステムとは?

 

複数の審査員がいて、

その審査員が1位から6位までの順位をつける。

 その数字の合計を計算し過半数を基準に順位を付ける方式のこと。

 

スケーティングシステムは見ている人に

わかりづらいと言われています。

 

それに対して点数式の場合、見ている人にも何点、

というのがわかる。

 

だけど、スケーティングシステムの場合、

なんであの人が1位でこの人が6位なのかがわかりづらい。

 

でも、これは単なるトリックでしか無いと思う。

 

点数式だとしても結局審査員はどのカップルが1位なのかを

つけているわけだし、それに”点数”というフィルターが

かかっているかどうかの違いなんじゃないかな。

 

例えばフィギュアスケートの例だけど、

審査方式の設定基準はこうなっている。

 

・透明性および公正性
・スポーツとして発展するもの(難しい技や新技へのチャレンジなど)
・観客にわかりやすいもの
・合理性を数値で表せるもの

 

確かにそのとおりだなって思う。

 

この中で一番難しいのが

”合理性を数値で表せるもの”だろう。

 

だって実際に合理性を数値で表すことは不可能なんだから。

それを無理矢理数値化しようとするから苦労する。

 

フィギュアスケートが点数制を取っているから競技ダンスより

わかりやすいか、といったらそうとは言い切れないと思う。

 

実際に見ていて、転倒や失敗が多い選手が

上位に入賞することもある。

観客にわかりやすいとは言えないんじゃないかな。

 

それに比べてスケーティングシステムの場合、

審査員が自分の判断基準で1位を選ぶ。

 

その審査員が複数いる。

その結果、1位と思う人が過半数を超えれば優勝する。

 

この審査方式は一番いいように思う。

 

審査員によって1位と6位にわかれたっていいじゃない。

だって価値観は人によって違うんだから。

だからこそ審査員はたくさんいる。

 

たとえば、

ここに世界一おいしい椎茸があったとする。

その隣に世界一おいしいステーキがあったとする。

 

どっちか選んで下さいって言われたら、椎茸がダメな人は

ステーキを選ぶだろうし、お肉を食べれない人は

椎茸を選ぶだろう。

 

世界一おいしいものでも選ぶ人によって違う。

 

人と考え方が違うのは本当に当たり前で、

だからこそ面白いわけで、

だから審査員がたくさんいるわけで。

 

その審査員も、相当なダンスのキャリアがある人しか

なれないし、常に勉強を要求される。

 

その人達が自分の価値観に照らし合わせてつけた順位。

 

それが「え?」って思う場合は、単にあなたとの価値観が違うだけ。

なかにはわかりやすいって人もいるわけで。

 

そう考えると競技ダンスのスケーティングシステムは

一番優れているんじゃないかなって思うんです。

 
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