競技会ではチェックを
入れてもらうことが必要です。
決勝まで15チェックが必要な場合、
14チェックでは入ることができません。
「あと1チェックくらいおまけしてよ!」
って頼んでも、誰も聞いてはくれません。
1チェック。
たった1チェックでも天国と地獄の分かれ目
になるんだよね。
決勝に行ければ昇級できたのに!
この予選を突破すれば代表選手に選ばれたのに!
あと1チェックで涙を流した人は多いよね。
僕もそう。
いまだに、何年も前の足りなかった
1チェックのことが忘れられないよ。
あと1チェックあれば決勝に行けたのに・・・
「あの時、こうやって踊っていれば
1チェックもらえたかもしれない。」
「あの時、もうちょびっとだけ頑張って
踊ったら1チェックもらえたかもしれない。」
未練がましくて男らしくない前掛けです(笑)
何年たっても忘れられない
悔しい1チェックにならないためにも。
普段の練習から、チェックを取りこぼさない
ように意識することが大切です。
1チェックで人生が変わる。
では何を意識すればいいのか?
ちょっとした意識ですぐにできて、
効果抜群なのが「表情」です。
いいダンサーはいい表情で踊っています。
良い表情を心がけることで、チェックが
入る可能性が高まります。
例えば。
身長、カップルバランス、実力ともに
互角の2カップルがいたとする。
AカップルとBカップル。
Aカップルは無表情で踊っている。
Bカップルは楽しそうに踊っている。
審査員はあと1チェックを
どちらかのカップルに入れなければならない。
どうしよう。
どっちも同じレベルだし。
どっちにも入れたいけど、あと1個しかない。
あなたならどっちのカップルに入れますか?
審査員も人間です。
パッと見て「いい感じ」「楽しそう」に
見えるカップルにチェックを入れたくなります。
やっぱりBカップルに
チェックが入るわけです。
ちょっと表情を意識するだけで、
1チェックもらうことができました。
もう一つ大事なことを言うよ。
踊る前、踊った後も
審査員は選手を見ている。
だから
入場する時は、自信のある表情で
背すじを伸ばして生き生きと歩く。
退場する時も、背中を丸めずに、
最後までいい姿勢で歩く。
これだけで、審査員からの印象は
かなり良くなるから。
印象が良くなれば、さっき言ったような
1チェックで迷った時の決定打に
なる可能性が出てくるんだよ。
競技会でいい成績を取るために
一生懸命練習しているんだから、
チェックの取りこぼしが無いように
気を付けようよ。
こういう細かい部分の意識が
勝利につながっていくんだよ。
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