２月８日（日）に開催されたムーアカップの結果が
アップされています。
会場は後楽園ホール。
僕達も現役の頃は何度か行きました。
一年の一番最初にある大事な試合。
やっぱり相当気合を入れて挑むよね。
この競技会の成績がいいと、
今年一年行けそうな気がします。
後楽園ホールの印象は”控室が狭い”
北海道の競技会は控室が広い上に、
選手の人数が少ないから１人３畳は使えます。
インターバルに横になって寝ることも可能。
でも、ここは違う。
１カップルに与えられるスペースは１㎡程度。
座ることも出来ないくらいの狭さ。
部屋だけでは収まりきらず、階段も控室になっています。
僕達が最初に行った時は長テーブルの
下しか場所がなかった（笑）
身をかがめて座っていたね。
この大会はプロだけの大会でラテンとスタンダードが
交互に開催される見応えのある大会。
しかも単科戦だから１種目でも得意なものがあれば
勝ち上がっていくことが出来る。
ワルツは１次落ちだったけど、
タンゴは準々決勝までいけた、とか。
単科戦は本当にどの種目もどの瞬間も気が抜けないね。
上から見れる
この会場はちょっと変わった作りになっていて、
２階からフロアを見ることが出来るのね。
まぁ、２階というかなんというか・・
一般のお客さんはここには入れないんだけど、
選手の控室になってる場所。
で、ここは
真上から選手を見ることが出来る珍しいスポット。
なかなか競技ダンスを真上から見る機会はないよね。
普段はなかなか見れないアングルからの
動きが見えて面白いんですよ。
究極のリードを見た。
で、２階からスタンダードの選手を見てました。
全日本ファイナリストの選手。
ムーアカップには、全日本ファイナリストはあまり
出場しませんが、たまにエントリーしています。
さすがに上手で周りと比べると群を抜いています。
２人のホールドが全然崩れない。
綺麗な枠を保ったまま踊っています。
あ、他の数組に囲まれて移動ができなくなってしまった。
動いていく場所が見つからない。
どうするんだろう。
突然リーダーが口を動かすのが見えた。
「次、ツイストターン」
って言ったように見えた。
いや、明らかに言っている。
口でリードするのもありか・・・
体のリードだけで全てを女性に伝えるというのは難しい。
女性だって競技会なんだから、冷静なままじゃいられない。
目的は２人で一緒に踊っていくことだから、体でも口でも
いいからステップが伝わればオッケーなのね。
これは以前、ファビオ・セルミ先生も言ってました。
彼はブラックプールの決勝のタンゴを踊っているときに、
女子にセイムフットランジのリードをしようとしたんです。
ものすごい気合を入れて、「ふんっ！！」てリードを
した結果、パートナーのシモーナはリンクのリードと
勘違いしてPPになったんだって。
非常に残念な結果になったと、言ってました。
気合を入れて伝えたリードが伝わらなかった・・・
世界のトップクラスでもこういうことが起こりうるんです。
それなら口でリードしたって伝われば問題ないよね。
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