引退したら何が見える?

スポンサーリンク

自分より先に引退した先生方は、

「引退すると現役時代にはわからなかった

いろんなことがわかってくるよ」ってよく言ってました。

 

僕はちょっとひねくれているので、

「そうかなー?現役の方が練習してるんだし、

引退してから急に覚醒することなんてないでしょ」

って思ってた。

 

実際、自分が引退してから一年半、何も変わらなかった。

「ほら、やっぱり何も変わんないんだよ」

 

ところが先日。

練習してたら、今までと全然違う感触で踊ることができた。

 

この前のレッスンで習ったことを上手く表現できたというか。

 

そしたら、今まで多くのコーチャーに習ってきたけど、

みんな同じことを言っていたんだ、ということがわかった。

 

だけど、理解できていなかったんだね。

理解できていなかったというか、本気で理解しようと

していなかったんだと思う。

 

「よくわかんないから、また今度でいいや」

 

結局、その部分に関してはちゃんと理解する

ことができず、引退を迎えた。

 

それがどうして今頃になって「ピカーン!」って理解できる

ようになったのかというと、無駄な物を捨てたからだと思う。

 

今までは「動かなきゃ」という意識が強く、競技会の時は

隣で踊っている人よりも

「俺はもっと早く、もっと強く、もっとたくさん動くぜ!」

って思ってる部分が意識してなくても、どこかにあった。

 

その結果、非常に無駄の多いダンスになっていたんです。

だけど、引退してそんな動きをする必要がなくなった。

 

僕の周りに心をかき乱す人もいなくなったからね。

っていうか勝手にかき乱されていたんだけど(笑)

 

必要最低限のことだけで事足りるようになった。

その結果、非常にスマートにそれでいて本質を

外していないダンスを踊れている感覚がある。

 

必要なのは加えることより捨てる事だったのかもしれないね。

うまく踊れたので気持ちいい汗がかけたよ。

 
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 社交ダンスへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました