「床を踏んで体を伸ばして!」
「床を感じて体を引き上げて!」
社交ダンスを踊っていたら何回も
言われたことがあると思います。
でも、これって最初は全然理解できないんだよね。
だって、すでに床に対して立っているわけだから、
これ以上押しようがない。力のかけようがない。
普通「物を押す」という行為は、物に対して、
力を加えて動かそうとすることだよね。
床を押して体を伸ばすってなんじゃい?
押しても体は動かないよ。意味がわからぬ。
ところが、先日思わぬところからヒントを得たのね。
この考え方にしてみたらわかりやすいんじゃないかって。
まず、この図を見てください。
真ん中にあるのは地球です。
地球の上に立っている人は、自分です。
真下に立っている人を見てみると、逆さに立っていますね?
逆さに立っているというか、地球に
ぶら下がっているように見えない?
足で地球の表面にしがみついて、
逆さまにぶら下がっている状態。
反対側の人から見ると、上にいる自分は同じように
地球にぶら下がって見えるのです。
これです。このイメージ。
「床を押している」のではなく
「地球にぶら下がっている」
ぶらさがっている、って考えると足から頭のてっぺん
までスーッと抜けていけるような気がしない?
それで実際に昨日練習してみたら、気持よく床を
感じて体を伸ばすことが出来たよ。
頭の中のイメージを変えることで体も変わってくるんだね。