教室には数か月に一回、間違い電話がかかってくる。
かかってくるのは営業時間外なので
留守電に入っているメッセージを
聞いて「あ、これ間違い電話だ」って気づくパターン。
かけてくるのはおそらく、毎回同じ人だよ。
声や、メッセージの内容から想像するに
大学生くらいの息子を持つお母さんだと思う。
息子にいつも話しかけてる。
「○○、たまにはお父さんに電話かけなさいよ~」
みたいな調子で。
残念ながらそのメッセージは福田ダンススクールに
届いているので○○君には届いていないけど。
教室の電話にはナンバーディスプレイが無いから
どこからかかってきた電話かわかんない。
だから「間違いですよ」と教えることもできないね。
本人が気づくのを待つしかない。
そしたら先日、電話がかかってきた。
プルルルルルルル・・・・
受話器を取ったら、第一声がこれだった。
「玄関に釘が刺さったから開けてくれない?」
これは明らかに間違い電話だ。
まったく意味がわからないことを言っている。
もしかしたら、例の人かもしれない。女性だし。
僕は相手がはっきりと聞き取れるように、
間違い電話だと気が付けるように、
声を大きくして言った。
「福田ダンススクールです!」
よし、言ったぞ、言ってやった。
これでわかってくれただろう。
「玄関に釘が刺さったから開けて!」
え?まだ言ってる。
大体、玄関に釘が刺さるってどういう状況だ?
って思っていたら、
「玄関に鍵がかかったから開けて!」
ってオーナー夫人からの電話だった。
僕の耳の聞き間違いだった。
どうやら何かの拍子にドアに
鍵がかかってしまったらしい。
こうなると外側からは開けられない。
僕は慌てて玄関に行ってドアを開けたよ。
間違い電話じゃなかったんだね^^;
ってことはまた本当の間違い電話が
かかってくるかもね(笑)
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