ラテンのカップル間における距離の変化

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ラテンはスタンダードと違って、距離感が明らかに変化します。

その変化がラテンの醍醐味の一つでもあります。

もっとわかりやすく言えば

ラテンは「近づいたり離れたり」しながら踊っていきます。

ルンバを例にとるとわかりやすいですね。

愛の踊りなので、

好きな時は近づき、嫌いな時は離れる。

外人はこの寄り具合がハンパないです。

プライベートレッスンでルンバを習うと顔がくっつきます。

正確にはくっついてないんだけど、ほぼくっついた状態。


でも、ルンバだけではなく、どの種目でも同じように踊っていきます。

これを意識すると足の上での体の運動量が増えるので、ボディの動きが見えてきます。

この距離感の変化を様々なステップに応用していきます。

例えばオープンヒップツイスト。

普通に踊れば近づくのは4歩めのカウント4(予備歩含んでます)だけですね。

ですが、1歩目のカウント4で女性が左ひざを十分に持ち上げて、

左足の裏がめくれるまで使いながら右足のニーバックをすると上半身は少し前に移動します。

そしてバックワードプレスドウォークっぽくすることで

背骨の下がる距離が少なくなり、

前進してくる男性との距離が近づいてきます。

(基本的には一気にフラットにのりますが、それを知ったうえでこのように変化させます)

そして前述の4歩めで二回目の近づきがあり、

6歩目のカウント3で女子がターンした時に

左足サポーティングフットを十分に使い切ることで

右ボディが男性の方に寄っていき、3度目の近づきがあります。

二人が近づくことによって何が起きるのかというと、エネルギーの集まりです。

その集まったエネルギーを使うことで効果的に離れることができるんですが、

使い方のポイントは

「男性が女性を押し出すのではなく、女性に使わせる」

ようにすることです。

男性が壁になっているようなイメージです。

これによって女性は自由に自分のタイミングでバランスを崩さずに踊ることができます。

男性の役割は女性がエネルギーを使える環境をできるだけ早く作ることになります。

そのためには、ウェイトの乗りを早くしないといけません。

 

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