僕達ダンスインストラクターは
ダンスの教科書を勉強している。
そしてインストラクター試験を受験し、
指導資格を得る。
なぜ教科書を勉強するのか?というと、
再現性が高いから。
教科書に書いてあるとおりに踊れば、誰でも
同じことが再現できるようになっている。
教科書は再現性の高いマニュアルなんだよね。
スウェーとか、タイミングとか、
フットワークがかなり細かく書いてある。
だからインストラクターは教科書に
書いてあることに基づいて教えるんだよ。
これって普通のことだよね?
例えば、学校に行ったら先生は教科書に
書いてあることを教えてくれる。
だからみんな同じように学ぶことができる。
もし数学の先生が
「俺的には1+1は4と思う。だからそう覚えておけ」
なんて言ったら、大問題だよね。
でも社交ダンスって教科書には関係なく
自分の好きに踊っている人が多いんだよ。
「あんなもの読まなくたって俺は踊れるんだぜ?」
みたいな。
「レッスンを受けなくても俺の巧みなリードで
どんな女性でも踊らせるぜ?」
みたいな。
自分の好きなように踊ってらっしゃるご様子。
ぶっちゃけて言えば、社交ダンスは教科書を
読まなくても踊れてしまうのがその原因。
言ってることが矛盾してるようだけど、
見よう見まねでもなんとか踊れちゃうんだよね。
「気持ちよく踊れればなんでもいいんだよ」
と楽しくて満足しているのなら構わない。
けど、少しでも上達を目指すなら、基本を
学ぶことが大事だよ。