ヘチマカラーのジャケットの罠

先日、いつもお世話になっている

某ドレス屋さんからメールが来た。

「パーティーでラテン衣装の要望が

あったらお願いします」とのこと。

今年はラテン衣装を買う予定は無いよ。

代わりにスタンダードを踊る時に

燕尾服じゃないものを着たいな～と

前から思っていたので聞いてみた。

「スタンダード用のジャケットありますか？」

「ヘチマカラーのジャケットがあります」

ヘチマカラー・・・どんな色だろう。

そもそもヘチマって何色だ？

緑色っぽい気がするけど。

緑色のジャケットを作るとは、

ずいぶんと大胆なことをするな。

僕の中ではスイカのような緑色の生地に

黒色の縞が入っているデザインを

勝手に妄想していた。

ぶっちゃけこの色はちょっときつい。

相手のドレスが緑色じゃないと成立しない。

とてもニーズがあるとは思えないよ。

とりあえず詳しく聞いてみよう。

「ヘチマカラーって何色ですか？

近い色があれば教えてください」

「ヘチマカラーとは衿の形のことです」

あいたたた・・・

やっちまったよｗ

カラーは色じゃなくて「衿」の方だったのね。

メールを受け取ったドレス屋さんはきっと

爆笑していることだろう（笑）

今調べたら、ヘチマカラーっていうのは

「帯状の衿」って意味らしい。

なるほどね。確かに形がヘチマに似ている。

普通のタキシードや燕尾服は衿の部分に

切れ目が入っているでしょ？

ヘチマカラーは切れ目が無く、

ぺろーんとした形なんだよね。

この勘違い、面白かったからパートナーに

話してみたんだよ。

「さっきドレス屋さんにジャケットがあるか

どうか聞いたら、ヘチマカラーの物があるって」

「え？緑色なの？」

同じ発想に爆笑でした（笑）