パソドブレは他のラテン種目と異なり
ちょっと独特の立ち方をします。
基本的には他の種目と同じように体を引き上げて
ヒールを感じながらボールバランスに立ちますが、
そこから骨盤をグーッと前に出していきます。
パソドブレはルンバのようなヒップアクションがありません。
右足に乗ったとしても、ニーバックを起こさない。
なので、左右両方のヒップを同時に前に出していきます。
この時に注意するのは”後ろに反りかえらない”ってこと。
骨盤を前に出すと、反射的に頭って
後ろに反っていきたくなっちゃうんですね。
でも頭が後ろに行ってしまうと、バックバランスに
なってしまい、早く動くことが出来ないよ。
頭の位置をキープしたまま骨盤を前に出していきます。
何故骨盤が前に出るかというと、闘牛士はケープを
体の後ろに持っているからです。
そしてそのケープで女性を誘導して踊ります。
反って見えるスパニッシュラインでも、
実際には反ってはいません。
いや、”反って見えるんだけど反ろうとしていない”が
正しい言い方ですね。
イメージとしては”上に伸びる”事を意識しています。
おへその部分がどんどん上に向いて
上がっていくようにストレッチします。
後ろに反るのではなく”上に伸びる”です。
男性がケープを用いて闘牛を誘導しています。
立ち方も骨盤が前に出ていて、とても力強いし、
ラインもカッコいいですね。
中には飛ぶ闘牛士もいます。
「とうっ!!!」
パソドブレのもう一つの注意点
社交ダンスのパソドブレにおけるもう一つの注意点は
・頭を傾けない事
どんなラインを作っても基本的には頭は
床に対して垂直にしておきます。
ケープを持って女性を誘導しようとするときに
体にシェイプがかなりかかってくるんですが
その時でも頭を真っ直ぐに保っておきましょう。
頭というか、顔といったほうがわかりやすいかも?
スタンダードのように体に連動させて傾けないようにします。
スタンダードはスウェーかかる方向、
つまり低くなっている方向に顔を向ける、
というルールが有りますが、
パソドブレはそのルールに逆らって下さい(笑)
そうすることでパソらしい立ち方になってきますよ。
闘牛士に関する資料で、こういうのもあります。
【楽天ブックスならいつでも送料無料】Death in the Afternoon [ Ernest Hemingway ] |
- 「デス・イン・ジ・アフターヌーン」:ヘミングウェイ作
この本はクリクリビー&カリーナ組にレッスンを受けたときに
カリーナが紹介してくれた本です。
レッスンではパソドブレを習ったんだけど、自分たちの
持っているパソのイメージがよくなかったみたいなんですね。
そしたらカリーナが紙を取り出して、ペンでサラサラ~って
この本のタイトルと著者を書き出してくれた。
「パソはこの本を読むといいイメージが作れるわよ」
僕のパートナーはクリクリビー&カリーナ組の
信者だったので、速攻で買いに行きましたよ(笑)
中には闘牛士の写真がたくさんあって、ラインを作る
イメージを掴む参考になると思います。
ただ、写真は全部白黒&洋書だから英語オンリー。
イメージをつかむだけなら今はネットで
探した方が早いかも知れませんね。
※パソドブレに関する記事はこちらにまとめています。
→パソドブレに関する記事一覧まとめ
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