社交ダンスの動きはシンプルな方がいい



レッスンでA先生に言われたことがある。

「そこ、何してるの?」

 

え~と、何してるのって聞かれても・・・

踊ってるとしか答えようがないんだけど・・・

それで僕は、

「踊ってます」

って答えた。

 

A先生「もっとシンプルに」

前掛け「床を踏んでボディを動かしてます」

A先生「もっともっと簡単に言うと?」

前掛け「???」

A先生「前進だよね」

前掛け「はぁ・・・」

 

確かにそのステップはシンプルに言えば

”1歩前進している”だけのステップだった。

 

だけど、僕は体を使って、もっと動かして、

床を踏んで、ああして、こうして・・・

いくつものことを同時にやろうとしていた。

 

A先生はそこに違和感を感じたみたい。

「前進だから前進すればいいんだよ」

 

何を言われているのかわからず、頭が混乱したね。

禅問答かと思った。

 

前進するのはわかってますが、それだけじゃ

だめなんじゃないの?

もっと体を使わないといけないんじゃないの?

 

ただ前進するだけなんて物足りないよ。

踊った気がしない。

 

「もっと体を動かしたいんだ俺はー!!!」

って思ってたから、話は半分くらいしか

聞いてなかった。

 

例えば。

 

前進しようという意思を持って、前進すること

だけに集中して、1歩前進する人と、

体重の乗っている足の上でボディウェイトを

下ろして床を踏んでヒップアクションを使って

足の軌道を意識して1歩前進する人がいたとする。

 

どっちの動きが

「見やすくて何をしているのかわかりやすいか?」

っていうと、前者なんだよね。

 

集中力、エネルギーは一つの動作に

集約した方が強くなる。

 

いろんなことをやろうとすると、

それだけ集中力が分散し、弱くなる。

 

「集中する」ってことに集中して実は

何にも集中していないマズい状態になりがち。

 

すごくシンプルでいいんだよ。

自分のすることをシンプルにして、

そこにエネルギーをかけてみよう。

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