「そこもっと表現して!」
って言われたらどうしますか?
すぐにできる人もいれば、全然できない人もいます。
表現というのは非常に抽象的でわかりにくい。
だけど踊る上では絶対に必要な部分。
何を表現するのか?
どう表現するのか?
そもそも「表現」ってどういう意味だろう?
表現の意味は辞典にはこう書いてあります。
形として残したり、
表現というと「感情」と考えがちですが、
「思想」や「意志」でも表現できるわけですね。
つまり、自分の意識で体を動かすことが
表現につながります。
特に難しい動きじゃなくても表現はできます。
例えば、
体を左方向にストレッチするだけでも表現はできるし、
プロムナードポジションに立っているだけでもできます。
表現力が足りないとは?
”表現力が足りない、表現をしていない”というのは
頭の中で考えていることと、体がちぐはぐな状態のこと。
なんの「思想」も「意志」もなく
無意識に近い状態で踊っていることです。
例えば、ルンバのニューヨークを踊るとします。
右手を上げる時に、
「このタイミングで、この場所に、この軌道を通って、
この形に上げる」
と考えてやってみて下さい。
これだけで一つの表現になります。
なんとなく漠然と手を上げてしまっていては、
毎回上がる場所やタイミングが異なってきます。
それでは表現にはなりませんね。
そこには意識がないわけだから、
当然何の表現もしていないわけです。
つまり、
「もっと表現して踊って!」
と言われたら、
自分がやろうとしていることを
具体的に意識してみてください。
わからない場合は何を意識すればいいのか
先生に聞いてみるといいですね。