ラテン種目を踊るときは目線がとても大事です。
目線というのは「どこを見て踊るのか?」
ということです。
目線が定まってくると「眼力」が出てきます。
スタンダートの場合はくるくる回っているから、
一点をグーーーっと見つめることはあまり無いですが、
ラテンは一点を見つめることがものすごい大事。
見つめる時は、なんとなくぼんやり
見るのではなく、エネルギーを込めて見つめます。
例えばルンバでオープンポジションから
踊り始めるときに相手の目を見ますね。
でも、ただ見るだけではエネルギーは弱いんです。
見るところをもっと小さい所に定めることがコツです。
具体的に「相手の目のどこを見るのか?」
漠然と両目のあたり?右目?左目?
例として相手の右目を見るとします。
じゃあ今度は右目のどこ?
右目の中の白目の中の茶目の中の黒目の部分です。
目という漢字が多すぎますね(笑)
エネルギーを注ぐ部分をできるだけ小さく
することで、エネルギー密度が濃くなります。
先っちょの丸いもので壁をつついても穴は開かないけど、
先端が鋭利なもので突けば穴は開きます。
それは鋭い先っぽに高いエネルギーが集まっているからです。
「恥ずかしくて相手の目を見ることができないの~」
という方は、目を”目”と捉えないようにしましょう。
相手の目を”黒い小さな点”という風に考えるんです。
そうすると、恥ずかしさはなくなりますよ。
しっかりと見つめ合って踊っているようにも見えます。
上級者向け目線テクニック
さらにちょっとした事を加えるだけで
上級者に見える方法があります。
それは・・・
まばたきをしない
です。見つめ合ってエネルギーが集中している時に
「パチっ」とまばたきをすると、そこでエネルギーが
一瞬途切れちゃうんですよ。
エネルギーが途切れちゃうと、見ている人の
緊迫感も一緒に途切れてしまう。
なので、ここぞ!というポイントでは目を
見開いてまばたきを我慢しましょう(笑)
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