新カップル用のルーティンを取ることになった。
どのルーティンをやるか迷ったけど、自分たちが以前に
踊っていたものが教えやすい。
それで動画を見てみることに。
「昔取ったのを見てみようよ」
「うん。そうだね。でもウチらの時代はビデオだよ？」
「ビデオは巻き戻し面倒臭いからヤダ」
「だよね～」
昭和の２人。
プロデビューしたのが１９９９年。
まだDVDはそれほど一般家庭には普及していなかった。
だからダンス関係の動画はほとんどビデオだった。
今でも動画を録画してある媒体のことは「ビデオ」
って無意識に言っちゃう。
あれってコツを掴むまで巻き戻しを止める
タイミングが難しいんだよね。
押しすぎると戻りすぎちゃうし、押す時間が短いと
見たい部分の手前で止まっちゃう。
それでも当時は何回も何回もビデオを見て
ルーティンを取ったんだよね。
それに比べると今のDVDは本当に便利。
ちょいちょいっと巻き戻しや早送りができちゃうよ。
で、昔のDVDを見ていて自分たちが
取ったルーティンを見つけた。
「あ！これやってた！」
「わたし先生に直された記憶がある・・・」
こんな感じで思い出しつつルーティンを取っていきました。
当時ルーティンを取った時と、今では考えることが違う。
今のほうが知識が増えているわけだから、
考える幅や選択肢が多い。
ここは体をこう使ったほうが踊りやすいな、とか
ここのタイミングはこうしたほうがクリアだなとか。
同じルーティンでも時間が経つと
また違った楽しさがあるね。
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