日曜日の審査員。
1ヒートの時間は1分10秒。
70秒しかない。
12組から6組チェックをして拾う場合、
1組を見ていられる時間が
70÷12=5.83秒
しかない・・・と思ったら大間違い。
審査員は、チェックする組数が決まっている。
「6組にチェックして」と言われたら
5組でも7組でもダメ。
必ず6組じゃないといけない。
こういわれると、自分が何組チェック
したのか不安で確認したくなるよね。
確認して、数えて、ちょうど6組ならばOK.
この確認作業にかかる時間が5秒。
70-5=65
さらに、いい選手は何度も目に飛び込んでくるから、
チェックしようと思ってボードを見たらすでに
チェックしてあった、ということがある。
また、背番号を見てボードから
探すのにも時間がかかる。その間5秒。
65-5=60
つまり、一組を見ていられる時間は
60÷12=5秒
たった5秒。
その5秒で判断できるの?って思うかもしれないけど、
できるんだよね、これが。
見ているポイントは踊る前の立ち方。
踊れる人は、踊ってなくてもうまく見える。
審査員は時間が短いことを心得ているから、
踊る前からある程度の判断をしている。
踊り始めて「やっぱり」って感じで
チェックを入れていく。
「入場するときから堂々としなさい」と言われるのは
これだよ。
立ち方が強い人は目立つよね。
バシッと立ってビューンと動いていると、
何度でも目に入ってくるよ。
逆にちゃんと立てていないのに体をグニャグニャ
動かしたって、全然目に入らないよ。
目に入らないこともないけど、チェックは入らないよ。
※競技会に関する記事はこちらにまとめています。
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