剣の達人は、相手が構えただけで
その腕前がわかるという。
「この男・・・・できる・・・!」
ダンスもおんなじです。
踊る前から上手そうな人ってわかりますよね。
踊ってるのをまだ見ていなくても、体全体から
うまそうなオーラが出ているからね。
競技会は「うまそうに見える」と勝てます。
うまそうに見えるためには、
うまそうに見せる意識が必要です。
特に入場時は大事。
競技会でフロアに入ってくるときから
うまそうに、堂々としていると審査員の
目に入ります。
「この男・・・踊れる・・・!」
入場をうまそうに見せるのは簡単です。
新しいダンスの技術を覚えるよりも、
よっぽど簡単。
姿勢を良くして、目線を上げて、
歩幅を大きくしてどうどうと歩く。
女性はにこやかに笑顔で。
これだけで見た目の印象はガラッと変わって
上手そうに見えるし、目立つよ。
特に女性の表情は大事。
にこやかで楽しそうな笑顔の
ダンサーは思わず二度見しちゃう。
でも。
やってない人が多い。
なんとな~く入場して、
なんとな~く位置について
踊り始めちゃう。
よく「入場する時から見られている」
って聞くけど、あれは本当。
実際、僕が審査員の時は見てるからね。
優勝するレベルの人で
入場が適当な人はいないよ。
みんな堂々と自信を持って入ってくる。
だから考え方を逆にしよう。
ダンスが上手だから堂々と入場できるんじゃない。
堂々と入場するからダンスが上手になれる。
こんな風に考え方を逆転させるんだよ。
練習会では入場の仕方、歩き方を
何度も何度も練習してる。
最近はみんなすごく堂々と自信を
持って歩けるようになってきたよ。
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