今思えば。
現役の時は細かいことにこだわりすぎて、
もっと大事なことを見逃していた気がする。
ほんのちょっとの些細なことが
気になっていたんだよね。
視界が狭くなりすぎていた。
もっと広い目を持つことができれば
良かったなって思う。
例えばスタンダードの場合。
僕たちは異様なほどポジションにこだわっていた。
スクエアポジション
プロムナードポジション
セイムフットポジション
このポジションを毎回1ミリも狂わずに同じ形に
作ることに熱を入れていた。
動いてポジションが少しでもずれたらやり治し。
正しいポジションを作ろうと頑張っていた。
でも、なかなかうまくならない。
何年たっても成績が上がらない。
僕たちの後からターンプロした選手に次々に
抜かされていく。
おかしい。
練習しているのに成績が出ない。
途中で練習の方向性が違うんじゃないか？って
気づけば良かったんだけど、そのまま貫いた。
引退してから思うのは、ポジションも大事だけど
それよりももっと大きな点を意識すれば良かったてこと。
僕たちの場合は動き方の意識が足りなかった。
正しいポジションになれば機能的に動けるんだけど、
その動き方には比重を置いていなかった。
練習中にはスウィングの「ス」の字も
出てこなかったからね。
スウィングをもっとかけてダイナミックに踊る
方が自分たちのスタイルに合っていた気がする。
っていまさら言ってもどうしようもないし、
それで成績が出たかどうかは誰にもわからないけど。
ただ、自分たちにどんな練習方法が合っているのか、
どんな踊り方が向いているのか自分で気づくことが
出来ないこともある。
迷ったり悩んだ時はコーチャーと
話し合ってみるといいよ。
方向性が決まると安心して
練習することができるからね。
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