「逆LODには入らないように!」
学生の頃こう習いました。
最初はLODの意味がわからなかったから、
当然逆LODの意味もわからない。
LODとは「ライン・オブ・ダンス」の略語。
意味は「踊っていく方向のこと」
社交ダンスではフロア上に交通ルールがあります。
このルールはお互いに衝突しないで
スムーズに踊っていくためのもの。
それは
「フロアは左回りに進んでいく」
というルールです。
このルールを破って右回りに踊ってしまうことを
逆LODに入ると言います。
もし、逆LODに踊っていくとどうなるかといえば・・・・
「ドーン!」
LODに沿って踊ってきている人と衝突しちゃいますね。
なので、競技会の時には事前にフロアの大きさを考えて、
LODを上手く回れるフロアクラフト、
ステップの構成を考える必要があります。
どこまでがLODなのか?
フロアの真ん中に十字の中心を書きました。
この十字に対してLODが決まります。
十字の周りを左回りするなら、
その半径が小さくても大きくてもLODです。
逆に入れば逆LODです。
LODの考え方としては、
自分の中でフロアの中心はどこなのか?を決める。
(もちろん、十字印はついてないので自分で設定します)
この中心は踊っている人全員が自分なりに設定しています。
各自の判断基準で設定していますが、
人によって大きくずれることはほとんどありません。
なので、上手な人達が踊ると、ものすごいスピードを出しても
ぶつからずにスイスイ抜けて踊ることが出来るわけです。
LODを守らなければならない種目
LODを守らなければならない種目は
スタンダード全種目。ワルツ、タンゴ、
ウィンナーワルツ、スロー、クイックステップです。
実はラテン種目にもLOD通りに踊る種目があります。
それはサンバとパソドブレ。
逆に言えばルンバ、チャチャチャ、ジャイブには
LODはありません。
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