「先生、ジャニーズのコンサートに行ったことある?」
「ないですけど、男の人っているの?」
「カップルで来ている人結構いるのよ」
「そうなんですか?」
「すっごい演出でね、びっくりするわよ」
「へー」
「本当に夢の世界って感じよ」
「へー」
「EXILEのコンサートに行った時は会場の真ん中に
大きな塔見が立っててすごかったわ」
「へー」
「倖田來未のコンサートも良かったし」
「へー」
僕と話をしている生徒さんは、
僕の母親と同じくらいの年齢です。
若いですね。自分の親と重ねると驚いちゃう。
「最近のコンサートのチケットって昔より高くないですか?
1万円くらいするような」
「8000円とか9000円とかかな?
でもやっぱり社交ダンスが一番高いわ」
「あ~確かに(笑)」
「あれだけ高いならもっと演出たくさんしたり、
逆に安くしてお客さん入れたらいいのにね」
「ですよね~」
競技会毎に当然ながら、収支報告が作られます。
その報告を会議の際に見るんだけど、正直言って
トントンなんですよね。
この前の北海道インターは赤字になりそうだし。
チケット代を安くして欲しいってのは僕も同感。
ただ、安くした分お客さんが増えないと成り立たない。
この手の話は会議で相当してると思う。
ちょっとずつ変化はしているけど、
これといった決定的な決め手はまだない。
決め手にかけるまま、少しずつお客さんが
減少していっている感は否めない。
ガイアの夜明けに出てくるような多彩なアイデアを持った
コンサルタントを雇ってみたら面白いかもね。