「おなかが出てます」
言われたことが一度や二度はあるよね。
特にスタンダードではボディコンタクトを
求めるあまり、おなかが前に出てしまい、
相手に押し付けてしまう場合があります。
おなかの押し合いになると、一見しっかり
コンタクトしてるからよさそうなんですが、
バランスが自分の足の上に無いから、
重くて窮屈で動きにくい。
基本的に社交ダンスは体は
床に対してまっすぐに立ちます。
まっすぐな状態が自分の体をうまく使えるから。
組んだ時も、シャドウをしているのと
同じ感覚で踊れればいいのです。
だけど、相手が目の前にいると、何か感覚が
変わってきちゃうんでだよね。
本当は「自分に対して」踊らないといけないんだけど、
「相手に対して」踊っちゃう。
その結果、おなかが出てきちゃうんだね。
そういう時はボディコンタクトのイメージを
ちょっと変えるといいよ。
それは「すごい近づけているんだけど
くっつけることができない」って考え方。
壁や柱を相手と仮想してやってみるとわかるけど、
近づけようとすると、相手の方にボディは向く。
でもくっつけることができないから、
いつまでも自分の足の上にバランスがある。
こうすれば自分のおなかは出なくなるよ。