競技会で他人のダンスは見る？見ない？

「人の畑はよく見える」っていうけど、

本当にその通りなんだよね。

どうして競技会の時に前のヒートで

踊っている人ってうまく見えるんだろう？

「お、かっこいいな！あそこはあんな表現にすればいいのか。よしやってみよう」

なんて思うこともしばしば。

うん、その気持ちわかるよ。

でも。

やめとけ

競技会というただでさえ緊張して、いつもと違う

環境下にいるのに、あえてやったことのないことに

チャレンジするなんて無謀すぎる。

はっきり言って、負けに行くようなもの。

っていうかそんな思考になる時点ですでに負けてる。

今まで練習してきたことはどうした？

忘れたのか？適当に練習してきたのか？

競技会ではベストパフォーマンスを

出すことが要求される。

他人を見て、かっこよかったから真似てみた、

なんて思考で勝てる人は超天才ダンサーだけだよ。

見たものを一瞬で真似して、自分のものにできるような

特殊な才能でもあれば別だけど、普通の人にはできない。

それよりも、自分が持っている力をすべて出し切ることを

意識した方が絶対にいい。

自分が持っていないものを出すことなんてできないよ。

自分が持っているものを全力で出すだけ。

それしかない。

ってことで、僕は現役の時、競技会では他の人の

ダンスはほとんど見なかった。

少なからず影響されちゃうからね。

他の人を見るのは、自分が終わってからにしよう。

自分が予選で落ちちゃって、上に上がった人が

どんなダンスをしているのかをじっくり見た方が

勉強になるし、ためになるから。