フリーアームで悩む方は多いですね。
僕もそう。
コーチャーに10年間近く同じことを言われてきました。
「前掛け君は右アームが使えていない」
はい。実際にその通りです。
自分のダンスを動画で見ると、右アームの動きは
左に比べると不自然に見える。
本来、ルンバを踊る時、男性は左手で女性と
組んでいることが多いから、右アームは
自由に動かすことが多くなる。
それなのに、いつ見てもぎこちない。
右アームに関しては他のコーチャーにもずーっと
言われてきたけど、うまく直すことが出来なかった。
直そうと色々トライして、ルーティンに合わせて
”アームの形を作る”ことに取り組んだこともある。
このステップでは右手は上、このステップでは右手は横。
でも、この決め方はゆっくり練習するときはいいけど、
曲をかけたり、ノリノリで踊ると上手くいかなかった。
なぜかといえば、
本来の体の動きと無関係に手の位置を決めてしまったため、
体を思いっきり使った時に決めた位置に手が来ない。
ゆっくりならコントロールできるけど、パワーを掛けると
ちぐはぐになっちゃう。
この方法はだめだな・・・
基本は肘から
アームの動かし方は基本的には肘からスタートします。
肘を曲げて、伸ばそうとする感覚。
「肘」を最初の動き出すスタートにする。
そうすると「手」の部分が後から遅れて動くことになるね。
結果として「肘」と「手」にいい時間差が出来て、
しなやかなアームワークになるわけ。
この時間差がないと、硬くて無表情なアームになっちゃう。
もし肘を曲げていない場合、アームを動かすのに
使えるのは肩の関節のみ。
てことは、1つの関節しか使っていないことになるから、
シンプルな動きしかできない。
肩から先にある直線的な棒がブラブラ動いているようにみえる。
工事中の標識で腕だけ振ってる人形みたいになっちゃうよ。
動きは細かい方がいい
上手な人の条件の1つとして、
”動きが細かい”というのがあげられます。
動きのコマ数が多いとも言えるね。
アニメでも、1秒間のコマ数が1つより、
2つ、3つ、と多いほうが滑らかに見えます。
もちろん、なめらかな動きのほうが自然で見やすいですよね。
なので、アームの動きも細かい方がよく見えます。
そのためには、動かす関節の数を増やします。
肩だけでなく、肘、手首、指まで使うと
それだけ動きが細かくなるわけです。
肩から指先までの関節の数を数えてみると、
- 肩
- 肘
- 手首
- 指の付け根
- 指の第2関節
- 指の第1関節
なんと6つも関節があるんです。
これを使わないのはもったいない。
全部を使わなくても、頑張って手首までは使っていきたい所。
そこまで使うことができれば、
かなりアームはしなやかに見えます。
※ルンバに関する記事はこちらにまとめています。
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