ルンバのファンポジションから女子の
一歩目で右足を左足にクローズするところ。
基本的には普通に寄せて体重移動をするね。
だけど、ルンバの場合はここで時間的に
余裕があるから、ちょっとオシャレに
デコレーション(装飾)することができる。
時間的余裕というのまず説明すると、ルンバは、
ファンになるのがカウントの4で、カウント1は休み。
足を閉じるのはカウントの2だから、
ここに「2拍」の余裕があるわけ。
その時間的な余裕を右足の表現に使うのね。
で、その表現方法の一つに
「ロンデしながらよせてくる」
っていうやり方があるのね。
下のクリクリビー&カリーナの動画を見て欲しい。
時間は1:03秒当たり。
回転からファンポジションになったカリーナが
右足をロンデしてからクローズしてるでしょ?
別にロンデしなくてもいいんだけど、
あえてデコレーションしてるのね。
確かに、こっちの表現の方がカッコよく見える。
ポイントは右足を回そうとするのではなく、
左足のフットプレッシャーを使い、パワーを左
ヒップに伝えて、左側を使って右足を回そうとすること。
そうすることで、体の内部の深いところが動き出す。
表面だけの軽い動きじゃなくしっかりと説得力のある
中身のある動きとなるよ。
ちなみにこの表現ができるのはルンバのみ。
チャチャチャではできないよ。
なぜかというと、さっきも書いたけど、
時間的な余裕の問題。
ルンバはファンポジションで2拍あるけど、
チャチャチャは1拍しかない。
同じ表現はできないんだよ。
それを無理やりやろうとすると間に合わないから
音楽に遅れてしまったり、バランスを崩す原因になる。
体重はカウントの頭の部分で乗せないといけないから、
チャチャチャはデコレーションしないで
シンプルに足をクローズして乗るようにね。
※ルンバに関する記事はこちらにまとめています。